LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
164話 最初の子供を連れて来い
ジュメンシア老侯爵は選択しなければならない状況だったが、どうしようかと葛藤していた。
自分のことだけであれば何の心配もなく結論を出したがなんにせよ今回は娘のことが関係している。当然娘を生かしてやりたい。
問題は”皇族を傷つけるために意図的に妊婦に悪いとされる食品を出したこと”という点を認めてしまうこと。これは家の問題に繋がりえることだった。自分の妻、息子、二人の孫まで…。
陛下は残酷だ…と思わず彼は口にしてしまう。その後は黙り込んだ。
彼は確かに妊婦に害のあるものを用意したが、ナビエが妊娠しているかどうかは確認できない状況であったし、ちょっとした悪ふざけ程度のつもりだった。
実際妊娠しているのならば、人々の前で恥をかけばいいとだけ思っていたのだ。
一方で娘は閉じ込められて寂しい想いをしている。この程度の自分のやったことは娘に対する仕打ちと比較したら大したことないのではないか…と考えていた。
ところがだ。皇帝はその程度(ジュメンシア老侯爵にとっては)のことで娘の命を取って脅迫する。無慈悲なひどい皇帝だと感じていた。
最終的に侯爵は「自分はそのような手紙は書いていない」と言い放った。
ハインリはその姿に、「残念な人だ」と言い放ち、目の前の置物を投げつけた。床に落ちたそれが粉々に割れた。
***
一方のナビエ。父・母・侍女たちが赤ちゃんへの贈り物の服を選んで選んでいた。
ナビエも気に入ったデザインを選んだところで、ハインリにも見てもらおうと執務室に向かった。
ところが、執務室にいたマッケナが微妙な表情で出てくる。妊娠を発表したことでハインリは多忙だと言う。
ふと中を見るとジュメンシア老侯爵が出て来た。クリスタの父である彼とハインリはどんな話をしたのであろう…と考えを巡らせ、心配した。侯爵は出てきざまにナビエを見て睨んで通り過ぎた。
中にいたハインリにも目を向けると眉間に皴を寄せている。
しかしハインリはナビエを見た途端表情を一変させて、「クイーン!その服は子供のですか?」とニコニコする。
一体何があったのだ?と心配になるナビエだった。
*****
ロテシュ子爵が西宮を訪ねるとラスタが人形を持って「私の恋人の赤ちゃん~♪」と歌を歌っていた。
ついに狂ったかとラスタに問う子爵だったが、ラスタは赤ちゃんを抱える練習だと言った。本当に狂ったと思ったので少し安堵する子爵。
で、そんなことをしている場合じゃない…とイスクア子爵夫妻の娘の話をし始めた。
しかしラスタは「そんなことはどうでも良い、お前も自分の娘が消えたの他人を探すなんて」とあざ笑う。「私の子供を失った罰だ」と言って、子爵を往復ビンタ。これにはロテシュ子爵もビックリ。ラスタは人柄までも変わってしまったようだった…。
最終的にラスタへ、「イスクア子爵夫妻の娘はエベリーの可能性が高い」と告げる。
これにはラスタが激怒。自分が金をかけて探した相手が、まさかの恋敵だったなんて。信じられないラスタは検査をしたのか?と食い下がる。
実際ロテシュ子爵は検査をしようとしたが、神殿で本人でない人の申請では検査はできないと言われたそうだ。それでは信じられないとラスタも応報。自分を傷つけるためにロテシュ子爵のついた嘘だと言い放つ。
事実だ、と説明するロテシュ子爵。そして貴重な情報を得たので金を用意してくれとラスタに告げる。
ラスタは目を赤くはらしながら自らがつけていた宝石を外して投げた。受け取った子爵はそそくさと退散。…と子爵の背後から歌声が聞こえた。
ラスタは再び人形を抱えて歌い始めていた。本当に狂ったのだろうか…?
*****
その頃。
ソビエシュの元には、”魔力の込められたネックレスが奪われた”と知らせが入っていた。鳥が持って行ったと言う。
魔力減少の糸口を掴むキッカケだっただけに驚いた。と同時にナビエがハインリとのやりとりに伝書鳩を利用していたことを思い出す。関係があるのかもしれないと頭をよぎった。
一旦そのことは置いておいて、魔力について、宮廷魔法使いと会話。
彼曰く、以下の通り。
・魔法使いは、魔法を使う助けとして魔法石を使っている
・エベリーの魔法石を持ち、失われた魔力を取り換えしたケースはあったが少数。
・魔法石を持っても戻らなかったケースもあった。
→ 魔力増加の条件がよく分からないから、魔法石とは離れて暮らした方が良い
この話にはソビエシュも賛同。魔法アカデミーの生徒にも通達して魔法石の使用を当分の間、控えることにした。
*
話のあと、ソビエシュは机の横を見る。ここ暫くの間、彼は娘を連れていなかった。
不思議に思った宮廷魔法使いが「どうしたのだろうか、赤ちゃんは仕事の妨げになると思ったのだろうか?」とカルル侯爵へ質問。
「陛下はナビエの妊娠のニュースが何かしらの疑念を抱いたのだろうか?」と不安げに付け加えた。
カルル侯爵はきっぱり否定した。…が、ソビエシュが娘を近くに置いていない理由は「その、まさか」であった。
*
ソビエシュは落ち着かない様子で執務室をうろうろした後、結局赤ちゃんを預けている保育所に行った。そこではヴェルディ子爵夫人が彼女の面倒を見ている。
娘、グローリエムは穏やかに眠っていた。
しかしソビエシュが何度彼女を見ても、どうやっても自分に似ているところは見つけられない。それどころか、1人目のラスタの子供にそっくりだった。
詳しく1人目の子に会って比較してみたくなったソビエシュは、ロテシュ子爵と最初の子供を連れてくるように命じたのだった。
163話と打って変わって濃厚な164話!
クリスタを脅しとして人質に取られながら、家のことを心配して、かつハインリを憎んで(?)認めませんでした。
お前がクリスタの扱いについて文句言うか?本人が撒いた種だぞ…と思いつつ。笑
分かりやすい脅迫をされたのに…クリスタ殺されるんじゃない?大丈夫??
読者の私も段々、ハインリの怒りの姿は怖いと思い始めました。
都合よくラスタを困らせる話が出てくるわけないでしょ!なんですんなり受け入れないの‥とラスタにイライラしましたが、宝石を投げつけるラスタは段々不憫になってきました。
いや、今までの行いがひどすぎたから仕方ないのですが。
そしてラスタは狂った様子ですね。紙一重?
頭のいいソビエシュなら西王国と鳥の関係はすぐピンときますね。
そしてちゃんと鳥が仕事して魔法石を盗めましたね、よかったー。いや、よかったーでもないか?
とりあえず関連性を調査するフェーズになり、魔法石は使わないことになりました。
それにしてもこの二つはどういう関係性?読者の私も何がどうなって魔力が増加するのか減少するのか。まったくわけわからんちんです。
本書の挿絵にもあったのですが、本当にラスタ瓜二つで、ソビエシュには似てない…。この辺はLINEマンガを楽しみにしときましょう!
さすがにラスタとソビエシュの子供と思うんだけど…違うのかな?
何度も言うけど赤ちゃんには罪は無いから!ラスタの子供とは言え、なんとかちゃんと育ててあげて!
第二シーズン(勝手に命名)も架橋でしょうか?
*
続きの165話はこちらから
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