LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
過去の翻訳はこちらからどぞ!
その返答にクリスタはじっとナビエを見た。
ナビエ自身の訂正を待っているようだったが…
ナビエ自身訂正する気は無かった。
2人の年齢差は殆ど無かった。
クリスタは既に王妃ではなかったが、
王が亡くなった後も
これまで空席だった王妃に代わってその役割をしてきた。
それを王宮の人間、家族、友人も助けてくれていたし
そのように扱われてきた。
一方、ナビエは王妃にはなったものの外国人。
家族も友人も国の外にいる。
クリスタの方が王妃として必要な人なのは
明らかだった――――
しばらくクリスタはじっと見ていたが、
争いたいわけではない、と笑みを帯びた表情で答えた。
また、王宮の人間について
以前も自分そうされたが皆いい人だ。申し訳なく思う
と続けた。
しかし、今もクリスタを慕う王宮の人間が
外国人でしかも再婚した人間である自分を慕うのだろうか、
疑問に思った。
ふと、ラスタが初めて東大帝国の皇宮に来た時のことを
思い出した。
もちろん夫は違うし(ラスタは側室なんだし)
状況は違うが、新参者としては同じような状況かと思った。
離宮まではすぐだった。
到着した場所は美しく、あたたかな日差しが入る場所で
東大帝国にも似た宮があったと思いだした。
ナビエはその話を思わずしようとしたが、
外国人であることをわざわざ伝えるようで、口をつぐんだ。
クリスタは案内を続けながら、話をした。
「お願いがあります。
王宮で働く人はみなまだ働ける年齢です。
仕事もできるしナビエ妃の力になってくれると思います。
そのまま雇っていただけないでしょうか。」
ナビエは、このような依頼をすることはよくわかる。
しかし王宮の人が変わったら、人事を交代するのは常。
同じ場所で働かせることは、内通者を置いておくようなものだ。
結果、
「私と接点が無い場所で雇用します」
と答えた。
クリスタの表情は暗かった。
無理な依頼をしたようで申し訳ない、と答えた。
クリスタは部屋に戻ると侍女たちが
”東大帝国から来た妃はどんな人か?!”
と質問してきた。
侍女たちはクリスタにとって家族同然の存在であった。
侍女たちは
ナビエはとても頭の回転がはやく、攻撃的だと聞いている、
クリスタ様も彼女に何かされたのでは?と口々に色々言った。
そして、
クリスタがすでに王妃でないことを悔やみ、
誰かと再婚しないのですか?!
クリスタ様が王妃であるべき!
と慰めの言葉を口にした。
クリスタがすでに王妃でないことは事実。
自分が何もできないことが悔しい気持ちであった。
その間ハインリは王宮の人間を集め、
東大帝国に行ったことは軽率な行動であったことを認めた上で、
それはナビエに呼ばれたからではない、自分の意思だと強調した。
そしてハインリは
「ナビエはとても優秀で尊敬している。
射止めることは困難だったんだ。
あなた方はナビエの何を知っているのですか?」
と詰め寄った。
しかし
「何も知らされていなかったし、
まだ我々はクリスタ様を王妃だと思っている。
突然現れた東大帝国の皇后に対してそれはできない。」
と王宮長は答えた。
ハインリは
「私は翌日別の方が王宮長なっても、
同じように接しますよ」
と王宮長を制した。
↑ハインリ、ナイス機転…かっこいいな~~!
クリスタが去った後、一人で窓の外を見ていたら
ハインリが入ってきた。
その手には宝石の花束が。
これは何かと訪ねると、
西王国で算出した王室所有の宝石だと言う。
ハインリの真剣なまなざしを見てナビエが受け取ると、
嬉しそうに顔が明るくなった。
ナビエはそこですぐに王政はどうか訪ねた。
↑仕事人間www
ハインリは、自分が不在にしていたため会議が長引いていたと
冗談めいて話をしたが、
「ナビエを王妃としてこの王宮で認めさせる」
と深刻な顔で伝えた。
しかしナビエは、
ソビエシュでさえラスタの評判を
制御しなかった。それは自分が直接行うべきことだ。
と返答した。
ハインリは残念に思いながらも了承したのだった。
「近衛隊長のユニムの妹を侍女としたのですか?!」
マッケナが声を荒らげた。
一時的だ、まだ東大帝国の時の侍女が付いていないから‥
とハインリは答えた。
しかし、ユニムの妹をすること自体が大丈夫なのか
マッケナは心配していた。
ハインリは話を変える。
「ところで、コーシャル卿はどこへ?
離宮にも来なかったが。」
今は悪名高いからできるだけ妹と会うことを避けているのだろうと
マッケナは推察していた。
しかしナビエの言葉で言うとその評判は自分で変えてもらう必要があった。
仕事も問題も山積み。
「ああ、結婚式の準備がすぐにできない…」
と悔やむ。
通常は前王妃が準備をするものだったが、
クリスタは既に王妃ではないし、
それを依頼したいとも思えない…
―――ふとマッケナを見る、ハインリ。
マッケナも何か考えているようだった。
西王国にきても勿論問題山積!
結婚式が今から楽しみです!!
90話はこちらから。
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