LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
102話 苦しむカフメン大公
ナビエが恩人であると多国籍騎士団の団長が言っているという話を聞き、クリスタは苦笑いをした。
本来であれば自分ができればよかった仕事…それをナビエがしたのだ。
クリスタは考え、自分が育てたローズをナビエに送ることにした。
クリスタの侍女たちはこれに怒った。「なぜ敵であり、侍女を侮辱した(と誤解しているんだけど)ナビエにそのようなことをするのですか!」と。
クリスタは「ナビエが特別な過ちを犯さない限り、自分は前王妃として友好的に振舞わなくてはいけない。しかも彼女は多国籍騎士団まで呼んだのですよ」と。
侍女たちは嫌々花バスケットを作りだした。「そう言えば、ナビエがマレニーを呼んだことを知っているか?と続ける。
その人の名前にクリスタが顔をしかめる。
マレニーは元々ハインリの王妃候補で、クリスタとも因縁の相手で仲も良くない。その人をナビエが呼んだ?なぜ?
侍女たちは口々にそれはクリスタを追い出すための布石ではないかと言う。そして、何とかしなくてはならない、とクリスタにけしかける。
クリスタは青ざめる。そしてクリスタが追い出されることになれば、それは侍女たちも他人事ではないので、皆必死だった。
しかし、クリスタは自分とナビエが仲たがいしていれば、他国や国民の笑いものになるだろう…自分には権力も無いし、何ができるのか…と言うのだった。
*****
ナビエがニアンと侍女4人と話をしているとランドレ子爵が現れた。
ランドレ子爵は恩返しに来た、と言う。そして多国籍騎士団を率いてきたので、ナビエの個人騎士団になりたいと申し出てきた。
その話に驚くナビエだった。その騎士団の内容は後にハインリから聞いて内容を知ることができた。
多国籍騎士団の話にマスタースは一度会ってみたかった!と興奮する。
ローズはニアンは侍女に入れないのかとナビエに聞くが、彼女は侍女に向いていないでしょう、と言った。ニアンは社交的で人に会うのが好きなタイプ。侍女のように限られた場所で限られた人と接する仕事は合わないと思ったのだ。
*****
侍女たちと談笑していると、もう1人訪問者が来た。その人物の顔は東大帝国の者で知っているソビエシュの使者だった。
彼はソビエシュの手紙を持ってきたと言う。外で待っているから読むようにと、ナビエに渡した。
ソビエシュの手紙には、
・本当は離婚する気が無いこと
・ラスタに約束した皇后の期限は1年であること
・子供が生まれた後はナビエを皇后に再度呼びたい
と書いてあった。
その手紙を読みとても複雑な気持ちになるナビエだったが、もうソビエシュとの関係は終わったことに違いない。自分は既にハインリと結婚しているし、ソビエシュと再婚することはありえなかった。ハインリは苦しい時に手を差し伸べてくれたのだ。
そしてラスタが産んだ赤ちゃんを愛せることはできないだろうし、子供もまた自分を愛さないであろう、と思い自分が皇后に戻ることはいずれにせよすべきではないと考えていた。
そして「返信はしません」と使者に伝え帰ってもらった。
*****
ソビエシュの使者が帰った後も、ナビエの気持ちは複雑なままだった。本を開いても窓を見てぼんやりしてしまっていた。
そこに窓の向こうにハインリが見えた。もう王子じゃないんだから、窓から来るのは良くないと言うも、気にしてくれたことを喜ぶハインリ。
ハインリはソビエシュの使者が来たことを知っていて、ナビエを心配して訪れたと言う。
ナビエは、手紙は受け取ったが返事はしていない。今はあなたの妻なのだから心配は無用ですと言う。
ハインリはその言葉に対し、ドキドキします…と返す。
一方のナビエはソビエシュに対する複雑な想いは消えないままだが、ハインリのことをかわいらしいと思うのだった。
*****
場所変わって、カフメン大公はまだ恋の薬(媚薬?)を解毒するための方法を探していた。そして、魔法アカデミーの学長を訪ねる。
学長は、薬を飲んだ時期や解毒剤のことをカフメン大公に質問した。しかし学長が知っていることは、カフメン大公はすべてやっていた。彼は魔法アカデミーの首席卒業生だったためだ。これには学長は困り果ててしまった。
カフメン大公は本当に苦しんでいた。このままだとナビエに会って愛人にして欲しいと懇願してしまいそうな状況だった。
結果、解決方法は分からないが原因は3つ推測できると言う。
それは、
・カフメン大公自身が作ったものだから、彼に特別効いている
・昨今の魔法使いの減少に関して何等かの影響を受けている
・カフメン大公は薬を飲む前から相手の事が好きだった
この3つだった。複合的である可能性も…と付け加える。
その時、カフメン大公を探して西王国から使者が訪ねてきたと声がかかった。
103話 ソビエシュの衝撃(3)
ソビエシュの元へ使者が戻って来たのは、内部告発者のレポートを読んでいたときだった。
当然返事はあると思いどうだったか聞くと、何もなかった、言葉も無かった…と言う。
それにソビエシュは怒りで震えた。使者の報告が全く理解できなかった。誤解とを解いたのになぜ返事がないのか、と。
そして使者は、ランドレ子爵とトゥアニア侯爵夫人が今は西王国にいる、そしてランドレ子爵は多国籍騎士団の団長になっている…という事実を伝える。
東大帝国には魔法騎士団がいるにしろ、多国籍騎士団は厄介な存在だった。そして彼らの後援である月大陸連合も面倒な相手だった。これはソビエシュの怒りをさらに増してしまった。
*****
その日の夕方、仕事のイライラも重なって我慢できず…ソビエシュはトゥアニア侯爵を呼び出した。
あなたが妻を誤解して追い出したからこのような状況になっている…と。
しかし彼自身にも言い分がある。「ラスタが妻が他の男と密会していると言ったのだ」と。
それにソビエシュはぎくっとしたが、その事実は嘘ではないだろう、もし誤解したなら自分のせいだろう!と言い返した。
彼が帰宅した後もソビエシュは心が重かった。すでにラスタの二面性には気づいていたが、それは後宮で生き残るためには必要なことでもあった。しかし、ラスタの悪口を聞きたいとは思わなかった。
*****
翌日の朝。
ソビエシュの元にカフメン大公が西王国へ向かっているというニュースが入った。
それに怒ったソビエシュはナビエの結婚式に先立って自分の結婚式を準備しよう、そして前倒ししてでも先にやろうと決めた。そして、そこにハインリとナビエを呼ぶという。
この話を聞いたカルル侯爵は諸々の心配をしたが既に彼は聞く耳をもたずだった。
ソビエシュはラスタの元を訪れると、ラスタはほぼ完成したウエディングドレスを着ていた。しかしそのドレスの派手さに驚く。
もう少し地味にすべきだとラスタに諭したが、ラスタは結婚式は華やかでなくてはいけない!と聞く耳持たず状態だったので、母体への影響も考え地味にさせることをあきらめた。
*****
ナビエは20年間の書記の記録を読み終え、歴代王妃の行政記録を読んでいた。そこへ、クリスタの侍女が例の花籠を持って訪ねてきた。
ローズがそれを受け取ると、ナビエは、クリスタにお礼を言うように彼女の侍女に伝えた。
ナビエはお礼にアカシアの花束をクリスタへ送るようにローズに命じた。
マスタースはお礼をする必要があるのか、本当は心からの祝福で花かごをもってきたわけじゃないのに…とナビエに言う。
ナビエは”偽りの友情でも不仲よりはるかに良い”と言ったのだった。
*****
数日後…ナビエの侍女たち4人は打ち解け、門の前の騎士にも慣れてきていた。そして頻繫にニアンとランドレ子爵も遊びに来ていた。
それでもナビエは例のソビエシュからの手紙が気にかかっていた。
子供の頃のソビエシュを目の前に座らせて本心を聞きたいと思うほど、彼が何を考えているか分からなかったからだ。
*****
そこで窓を叩く音がした。それはハインリだった。
ナビエは、ハインリが窓から入ってくると思いカーテンを閉める。それに対してひたすら詫びるハインリ。
窓からの出入りはクイーンだけがOKなのですよ、とナビエは言う。これに対して、クイーンでも良いのか?と聞くハインリ。ナビエは、服を着たら良いと答えた。すると、ハインリはナビエが服を着せてくれるのか?と言う。
*****
気を取り直して…ナビエは、普段は仕事をしているこの時間になぜ来たのか尋ねた。
ハインリは良い知らせと悪い知らせがあるという。
良い知らせは、ハインリとナビエの結婚式の日取りが決まったことだった。悪い知らせは、東大帝国から結婚式の招待状が届いたことだった。
ナビエは、両親や友達と会いたいから行くと、ハインリに伝えた。そこにはハインリも一緒に行くと言い、ナビエの頬に軽くキスをした。
これにナビエがたじろいでいるのを見て、先程より長く再度頬にキスをした。
そしてハインリは「いつ夫として愛してくれるのか?」とナビエに聞くのだった。
本当にソビエシュとラスタにはイライラする。
しかしソビエシュがラスタではなくお腹の子のことばっかり考えているのを見ると…ちょっとラスタが不憫になってきました(どうでもいいけど)
ラスタより段々ソビエシュのことが嫌いになってきた人は私だけでは無いはず…
そして久々のカフメン大公。え、まだ恋煩い終わってなかったの!?と思ったのも私だけじゃないでしょ(笑)
ナビエさんもてますね~。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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