LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
過去の翻訳はこちらからどぞ!
112話 私から離れないで
エルギ公爵は、ラスタの話を聞いていないかのように、何のこと?と返事をした。
ラスタは絶対エルギの助言はわざと誤ったものだと思って、悲しくなり涙した。パルアン侯爵とともに退席しなかった貴族たちとも、その後のパーティーでは気まずい雰囲気だったのだ。
エルギはラスタを見て、高らかに笑いながら言う。
「まさか、全ての人が陛下に好意的な反応をすると思ったのですか?貴族か平民、どちらを選ぶか私は聞いて、あなたが平民を選んだのです。」
だとしても、貴族の反感を買うつもりはなかった!と怒るラスタ。
それに対してエルギは、赤ちゃんが生まれたらソビエシュのために貴族は態度を変えるだろうから、心配ない、と言う。
本当だろうか?と思うラスタだった。しかしエルギの落ち着いた態度に対して、激昂していた自分が八つ当たりをしているようで急に恥ずかしくなり、「ごめんなさい」と彼に詫びた。
もう一点ラスタには気になることがあった。
今まで自分を娘さん、と呼んでいたエルギ公爵は今自分を”陛下”と呼んだ。なぜもう娘と呼んでくれないのか?と詰め寄る。
皇后になったラスタに対してそんな呼び方できませんよと言うエルギに対し、ラスタは私たちは友情があるじゃない!と驚く。
実際、自分の本心を唯一打ち明けられるのがエルギだった。
「ラスタはあなたしか信頼できる人がいないのに」と悲しむ。
エルギは「あなたには陛下がいるでしょう」と言うも、彼とはそういう関係ではない、と思わず言ってしまう。
これにはエルギも笑う。思わずそんなことを言ってしまった自分にも驚くラスタだが、名前を呼んでよとエルギに泣きつく。
結局2人でいる時は名前を呼ぶことにしてラスタは落ち着きを取り戻す。
泣きたくラスタの肩越しでエルギは悪い笑みを浮かべていたのだった。
話が変わり、エルギはラスタに皇后としてのお金の管理はどうしているのか?と聞く。
そういえば彼にお金を貸してもらっていたのだった。
ラスタはソビエシュに自分でお金を管理することについて、確認することにした。
エルギ公爵と話をした翌日、ラスタはラント男爵を読んだ。
ラスタは「側室の時からお金の管理をお願いしていたが、もう自分が管理しても良いのではないか?
もう自分が管理してもいいのではないか?それは皇后の権利じゃないか?と。
ラント男爵は「それは陛下の許可が必要」と言う。
その返事に目を丸くしたラスタだった。
どうしても自分で管理したいと言うと、ラント男爵は陛下に確認しましょう…と言うのだった。
ナビエ・ハインリの結婚式を1週間前に控え、西王国には招待した外国の貴賓が少しずつ到着し始めた。
自分の声をかけた貴賓は未だ到着していなかったので時間があったナビエはそれを勉強時間に当てていたが、心はソワソワしていた。
いよいよ、西王国の王妃に自分がなる。ハインリを公式に助けることが出来る。…初夜はどうなるだろう。
もちろんこれまでの経験はあったが、考えただけで赤面していた。彼はどうするのだろう。
ローラに、”殿下、顔が赤いですよ。熱がありますか?”と声をかけられて、思わず本で顔を隠した。
部屋がちょっと暑いですね…と言って窓を開けてごまかした。
確かに今日は天気が良い。結婚式もこうだったら良いとローラと言葉を交わす。
ナビエはローラと会話しながら、卓上のアゲラタムの植木鉢を見る。
それは、マレニーから送られたものだった。
その花言葉は”信頼”。彼女がナビエからの協力依頼を受けたという返事の証だった。
もちろん、ニアンも活躍していた。
西王国で彼女はあらゆるパーティーに招待を受け、社交界を席捲していた。
自分は東大帝国で魔性の女というイメージをもって、毎度ランドレ子爵と貴族を従えていた。
ローズはニアンに皆魅了されている!と言っていたが、ナビエは色々うまくいくのか不安だった。
―――ソビエシュとラスタは結婚式に来るのか。両親は来るだろう。
そういえば、ソビエシュはなぜ戻ってきて欲しいと言ったのだろうか。
二度も再婚すると思ったのだろうか?戻ったところで何を知ろと言うのか。
―――彼はラスタを愛して結婚したのではないのか?
子供も生まれるというのに。
ナビエは、彼が何を考えているのか理解が出来ず混乱してきたので、気分転換に散歩に出ることにした。
散歩先の別宮付近で、またカフメン大公に会った。
彼は自分を結婚式に招待したのがナビエだと知ると、顔を赤くした。
その姿を見てナビエは、まだ薬が切れていないのかと聞くと大公は、
「薬が切れていないのか、切らせることができないのか、分からない。」と言う。
ナビエは驚いたが、その赤面する彼の姿はやはり異常だった。
それに気づかないふりをして、「ルイフトとの交易を今度こそ成功させたく思っているので、あなたを招待しました。」と言った。
113話 カフメン大公の黒い心
カフメン大公はナビエが自分を読んだ意図を知り、なるほどと言った。
大公は「クソ!」と言いながら後ろを向いた。
彼の事が心配になったナビエは思わず声をかけようと、肩に手を置こうとする。
しかし大公は「触らないでください!あなたに触られると自制ができなくなる」と、彼女を制止した。
その言葉に心が痛んだナビエ。
大公に薬を解毒する方法はなかったのか尋ねたが、見つけられていないと言う。
急に突風が吹いて、ナビエの髪が乱れる。その髪に大公が手を伸ばして振れたが、すぐに彼は手を離した。
しばし気まずい空気が流れた。
その様子を見て、ナビエは貿易の仕事も大公以外の人に依頼したほうがよいかと確認したが、その必要は無いと言う。
ナビエは大公に、新たに薬を作って、他の人に惚れてみてはどうかと言う。
彼は、今の状況が二人に増えるのは耐えられないでしょう、と言うのだった。
↑そういう問題なのか?
プライドの高いカフメン大公がこういう状況になったことをとても気の毒に思うナビエだった。
ナビエと別れたカフメン大公は暫くして自室に戻った。
すると、クリスタの侍女が尋ねて来た。クリスタが自分を呼んでいるという。
大公はクリスタを知らないので、誰ですか?と聞く。
すると侍女の[クリスタ様を知らないなんて…]という心の声が聞こえた。
※大公は魔法アカデミーの首席卒業生で心の声が聞こえるみたい。※
侍女は、クリスタはハインリの兄嫁で前皇后だと伝える。
また、侍女の心の声として[ナビエとクリスタが仲が悪いことも言った方が良い?]と聞こえてきた。
それ聞いた大公は疲れているから、と誘いを断ったのだった。
侍女は失礼な人間!と怒って去った。
カフメン大公はクリスタの誘いを断ったのでもう誘われないだろうと思っていたが、なんと翌日彼女が訪ねて来た。
なので、さすがに部屋に招き入れた。
クリスタに「どのような用件か?」と聞くと、「外国の要人が来たので挨拶に来た、困っていることは無いか?」と言う。
しかし大公は心の声が聞こえる。
クリスタが[この人を自分の味方に引き込みたい]という声が聞こえてしまった。
大公が「困っていることがあれば責任者に言うので」と断ると、クリスタの[自分に何か口出しするなということ?]という心の声が聞こえた。
クリスタを追い返そうと思っていると、続けてクリスタの心の声が聞こえる。
[なぜナビエはハインリと結婚したのか?こんな素敵な男性もいたのに]
その声が聞こえたカフメン大公は、”もう1本薬を使えばどうか?”と言ったナビエのことを思い出す。
そして、クリスタにコーヒーをもう1杯薦めたのだった。
所変わって東大帝国。
ラント男爵から事情を聞いたソビエシュは、ラスタに「なぜ自分でお金を管理したいのか?」と確認しに来ていた。
ラスタは「良い皇后になるため、自分で管理したい」と言う。
ソビエシュはラスタが皇后なのは1年だけだし、予算管理も分かっていないだろう。と、ラスタの望みを聞き入れなかった。
そして、皇后の仕事をきちんとこなしたいなら、まず謁見から始めよ、と言う。
ラスタは早くエルギ公爵・ロテシュ子爵にお金を渡したいので何としてでもお金を自由に扱いたかったので落胆。
ソビエシュは、今はお腹の子のことを考えなさい、とラスタを苛めた。
突然ラスタはソビエシュにティーパーティーで無視された話をする。
そして、パルアン侯爵に罰を与えたいとも言う。
ソビエシュはラスタに酷い侮辱を受けたのか?と聞くと、そうだ。と答える。
実はソビエシュは、その報告は受けていた。しかしそこまでの侮辱ではなかったと聞いていた。
「そこまででは無いと聞いているから処罰するレベルではない」
それをラスタに伝えると、彼女は動揺。なぜ、ソビエシュはその報告を受けていたのか?状況を知っていたのだろうか。誰が教えたのか。
ソビエシュはイライラするのでと言ってラスタの元から去ろうとした。
するとラスタが、「西王国の結婚式参加はどうするか?」と聞いてくる。
ラスタは「行くべきだ!自分たちの結婚式に来てくれたので自分たちも行くことが礼儀だ。門出を祝いたい」と言う。
ソビエシュは本気か?と聞き、乗り気ではない。
そして考え事があるので一人で寝たい、と言ってラスタの部屋を去った。
部屋をソビエシュが去った後、ラスタは机に突っ伏していた。
そこに侍女のデリスが訪ねてきてベットメイキングをする。
‥と、ラスタの枕カバーの中から青い鳥の羽が出てきた…。
デリスって誰だっけ(?)
それでソビエシュが管理して良いって言うわけがないじゃないと思いながら…
その後ろでラスタを転がすエルギ公爵。怖いですね。
惚れ薬もう一本をクリスタに使うの???カフメン大公に悪事は似合わない…一体何考えてるんですか。一波乱ありそう。
この続きの114話・115話はこちらから。
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