LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
128話 ラスタの怒り(1)
東大帝国の皇帝は魔法使い軍隊が強力な力を持っていて、永住者の領地世襲と兵保有を認めていた。
一方で西大帝国の皇帝は軍事力を重視し、領地の世襲と兵保有を制限していた。
言い換えると西大帝国の皇帝はは国で兵を保有し、単独で全てに責任を負う必要があった。
西大帝国には既に駐在中の部隊がいる。
ケトゥロン侯爵が要求しているのは、追加の兵派遣だろうが、一か所に集中させることも考え物だ。その分そこは手厚くなるが。
兵を派遣すればそこの住民たちは安心するだろうが、他の領地の民たちは不満に思うだろう。難しい選択だった。
ハインリは「それはあなたが考えることだろう。結婚して間もない皇后に質問するとは無能か?」と聞く。
すると侯爵は「皇后は東大帝国の皇后をされていたのだから、スマートな答えが導けるはずだ」と返す。
ここでナビエは口を開き、「先攻すべき。そうすれば戦力が分散しない」と返した。
すると侯爵は
「常に兵を派遣し続けなければならない。サンシチェオンの思うツボでは。」「それとも元東大帝国の皇后だから、相手の兵力が分かっているのかな」と嫌味で返す。
これにはハインリが怒った。ケトゥロン侯爵は不満げだったが一旦口を噤んだ。
ハインリは若輩者で、即位したばかりの皇帝。議会にはまだ忠誠心が深くないものが多いようだ。
突然、ナビエはケトゥロン侯爵に「サンシチェオンのことを知らないのね。彼らは徹底的に利益を求める盗賊だから、利が無いと思えばすぐ移動する。私は元東大帝国皇后だからそれをよく知っているわ」と。
ケトゥロン侯爵は怯まず「ではサンシチェオンが負けを確信するぐらいの兵力で攻撃しないといけませんね」と返してきた。
ナビエは、それに対してはコーシャルが50回以上戦ってきて詳しいから、うまく対処できますよ、と返すと、さすがにケトゥロン侯爵は閉口。
その話の後は誰もナビエに意見を求めなかった。
*****
会議後、ナビエはコーシャルと面会。
ケトゥロン侯爵と話をしたサンシチェオンの件について相談した。
彼はサンシチェオンと戦うことが趣味であり、コーシャルはその対応について快諾。また悪友たちと再会できる、と喜んだのだった。
その様子を見ていたマスタースは、コーシャルの腕前が気になるなと言う。
コーシャルはマスタースへ「一緒に来ないか」と誘うも、侍女の仕事があると流石に断ったのだった。
*****
一方のラスタは西宮にメイド候補を集めていた。
親が囚人である平民女性の彼女たち。年齢は様々。親を餌にして懐柔できる人を探していた。
ラスタは集まった候補者たちに、名前、仕事歴、作法など守れるかについて質問をする。
親が囚人である彼女たちは仕事を欲して藁にも縋る状況だった。
***
ラスタはひと通りの質問を終え、一旦彼女たちを全員待機室の外に出し、再び招き入れる。
そこで彼女たちに「大切な真珠のイヤリングを無くした。この中の誰かに盗まれた」と告げた。
結局、候補者たちを一人一人と話をし、嘘の情報を言った者たちを全員採用した。
これを見ていたヴェルディ子爵夫人は、この人達はラスタのプラスになるかもしれないが敵になる可能性もありますよ、と伝える。
しかしラスタは、彼女たちは親のためにラスタに忠誠を捧げるはずだと言った。
これを聞いたヴェルディ子爵夫人はそんな嘘つきたちがたくさんいる西宮で働くことにぞっとしたのだった。
***
翌日。
ラスタは試験はこれで終わりではないと言い、採用しなかった者たちの家へ侍従を送った。
彼に宮殿で起こったことを教えて欲しいと聞かせ、閉口したものを自分の侍女に採用。
そして素晴らしいウソをついた一人をエベリーに侍女として贈った。
****
時同じ頃。
既にエベリーはメイドがいることをとても負担に思っていた。
なのに、ラスタが追加でメイドを送ってきてうんざりしていた。
拒否は出来なかったので仕方なくそのメイドを警戒しつつも受け入れた。
***
ある日、ラスタがよこしたメイドがエベリーのネックレスに着目。
そのネックレスはエベリーが魔法アカデミーの学長から貰ったものだったが、実はマッケナが学長へ渡したものだった。(ハインリが彼女に魔力を返すために命令した)
メイドはそのネックレスについてラスタに報告。ラスタはそれはソビエシュが送ったものではないかと勝手に疑う。
そしてそれを盗むか壊すかするように命じた。
ついでに、ソビエシュが彼女と会った時にどう反応したか聞くが、そこまでは分からないと答えた。
怒りを抑えて彼女を追い返した。
…ラスタはデリスの一件以来、ソビエシュとさらに疎遠になっていた。
今でも妊婦のラスタを労わってくれはするが、以前のような優しさは感じられなくなっていた。
ラスタは、このままだとソビエシュの心は今度は自分から離れて行くのでは…と思い、赤ちゃんが早く生まれればいいのに、と思った。
***
そこへラスタの偽の両親が訪ねて来て、「妹(実の子供)の捜索はどうなっているか?」と聞いてきた。
129話 猫かぶり
ラスタは彼らの発言に一瞬戸惑った。
妹?彼らと自分は偽の家族なのに。嘘の関係だということを忘れたから妹と言うのか?
狂ったのか?と思ったのだった。
気を取り直し「当然探します、見つけます。」と答えた。
それに対して、偽の両親は、探すのが大変でしょうから一緒に探しますよ。と行って来た。
端的に言うと、それはお金の無心だった。
ラスタが黙っていると、探すのが嫌なのかと聞いてきた両親。
なので、ラント男爵にこの件を相談して見て下さい。と伝えたのだった。
*****
ナビエは副官選びと兄の出征準備で忙しい日々を過ごしていた。
兄が首都を離れた日、ローズがマレニー家の調査結果を持ってきた。
マレニーの父・アマレス侯爵夫妻は、甥のウィヤンを養子として招き入れた。
夫妻は財産はマレニーへ渡し、彼に爵位を継がせる予定である。
マレニーは爵位も欲しかったので、納得していないが周りからは利己的な人間だと見られている様子。
マレニーと近づきたいナビエは、マレニーがウィヤンより優れていることを示す手伝いをしようと考えた。
***
ナビエはウィヤンとマレニーを執務室に呼び出し、同じ内容の書類を二人に渡す。
そこには、ルイフトとの貿易でどの品目を取引すれば有利になるか調査して欲しいと記載されていた。
ナビエは二人に、アマレス侯爵家の優れた商才を活かして手助けして欲しい、と伝えた。
*****
その日の夕方、ハインリと夕食を共にするナビエ。
その際に今日の出来事を伝えた。
ハインリは2人に任せたことを心配するも、ナビエは問題無いと言う。
別途調査をして2人のどちらの案が有用か、判断するつもりでいるからと答えたのだった。
ハインリはこのようにナビエが鋭敏に行動することに興奮すると言う。
ーーーで、二人はまたイチャイチャタイムになったので割愛。
*****
所変わってソビエシュ。
彼はエルギ公爵についてカルル侯爵から報告を受けていた。
まず、”彼は危険な海賊と取引している噂が多い”
これは噂どまりの話で、この件はソビエシュも良く知っていた。
加えて、”彼は社交界で何度も痴情問題を起こしている”
そして奇妙なことに、エルギ公爵がいつも被害を被り、相手が大きな代償を支払っていると言う。
ラスタのことを気にしたカルル侯爵は「彼は言い訳をつけて追い出すべきです。彼と噂された相手は、皆問題になっているので」と指摘した。
まず、いちゃいちゃシーン割愛してごめんなさい。
でも不要ですよね?そういうシーンは漫画や原作でこそ意味があるので、私が訳してもね‥(と勝手に解釈しましたw)
今更ながらなんで偽の両親が偽の役を買って出たのかよく分かりましたね。実の子供を探すためにお金がいるからか。
しかし、今回のマレニーとウィヤンの件しかり、ナビエの頭の良さは毎度感心します。
ですが、メイド採用の件。良くない方向で頭使って、ラスタも中々やりますね…。
嘘つきだらけの西宮にいたくないというヴェルディ子爵夫人が本当にかわいそうですが…。
それにしても裏の支配者・エルギ公爵って一体何者なの?
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