LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
159話 なぜあなたがここにいるの?
ラスタは椅子に座り、視線は宙を泳いでいた。そんな中ジョアンソンからの警告を思い出していた。結局座って考えていると堂々巡りでどうすればよいかを考えてしまって、頭が痛い。ベッドに寝て、現実を忘れようと努めた。
そんな中、ソビエシュが訪ねて来た。
ラスタは悲しい気持ちでドアを開けると、ソビエシュから記事にあった父親の話は本当かと質問があった。
数ヶ月前に子守歌を謳ってくれた彼とはまるで別人の表情だった。
ソビエシュは「本当のことを言って欲しい。今言えば自分が解決できるかもしれない」と言う。
ラスタは「嘘をつけば自分を捨てるのか?」と言うと、彼は「実父かどうかの問題だけを答えろ」と言う。
答えを急ぐソビエシュの顔が怖く、「実父ではない」とためらいながら嘘を答えた。
じっと見つめるソビエシュの視線を避けるように、ラスタは目をそらせる。彼にこれ以上問題がある人と思われることを恐れていたため、思わず嘘をついたがすぐに後悔が襲ってきた。
***
ソビエシュはその後部屋を去った。もちろん、ラスタの実父ではない発言は嘘だと見抜いていた。
ソビエシュはカルル侯爵に「またラスタが嘘をついた」と伝える。カルル侯爵は少しラスタが不憫だとしつつ、どう対応するかを聞いた。
ソビエシュはほおっておいて娘に被害が及ぶことを恐れた。
「今は人の視線がラスタに集まっているから、関心事が別に映った時対応しよう…または…」と呟いたのだった。
*****
ハインリは速く魔法学校を訪ねるべきだと考えていた。妊娠初期は一番気を付けるべき時期だが、お腹が大きくなってからはもう妊娠の事実を隠すことができないであろう。ようやく恵まれた子宝に報道は過熱するはず。その時の方が聞けんが多いと考えていた。
ナビエもこれには同じ考えだった。
ハインリは馬車でゆっくり旅行だと思って、一緒にウィルウォルへ行こうと伝えた。(ウィルウォルはナビエがハインリに求婚した場所)
***
ナビエはいつ氷の魔法が自分の手から暴走するのか恐ろしいと思いつつも全くその気配はなかった。二人の久々の外出を考えるとすこし気持ちが和らいで楽しみになった。
今回は公式訪問ではないので、準備もそこまでは必要ではない。以前のプロポーズの際のハインリとの食事の記憶がよみがえり、わくわくしていた。
***
しかし出発の二日前になってホワイトモンド側の使者が『王がハインリと面会したい』と申し出ている、と伝えてきた。
どうやら港を貸すことについて使節団を介さず直接議論したいという話だった。
しかし使者がついたのは、相手側の王が西大帝国にむけて出立した後だった。なので、ハインリは西大帝国に留まる必要が出た。
ナビエが一人でウィルウォルに行くことを心配しつつも、他に選択肢は無く、ハインリは項垂れながらも城に残ることにした。
*****
ナビエ一行がウィルウォルへ向かう途中の馬車は平和だった。
ナビエは口が気持ち悪いときはあったが、吐き気が襲ってくることは無く、外の気候も最高の天気だった。
ふとハインリと一緒に来たかったな…と思い、残念な気持ちに襲われた。
ジュベール伯爵夫人から到着したと声をかけられる。今回の旅には侍女皆がついて行きたいと志願してくれたが、ジュベール伯爵夫人とマスタースだけを連れることとした。
先導はラント子爵がしてくれていた。彼の表情がさえないことが気になり、声をかけるナビエ。
聞くと、ニアンをリバティ侯爵の長男が気に入り興味を持っていると言う。ニアンが開いたパーティーで彼がニアンに近寄ってきたそうだ。
彼は自分より身分が高く安定した彼を魅力的に思うのではないかと気にしているそうだ。
この話を聞いていたマスタースが、ラント子爵が十分魅力的ですと一刀両断。事実、彼は多国籍騎士団の団長である。ラント子爵はその賞賛をありがたく受け取り、笑みをかみ殺したのだった。
***
一行がウィルウォルに近づいた時、突然ラント子爵の歩みが止まった。
目の前にソビエシュが立っていたからだった。
お互いの立場を十分注意し慎重に近づく二人。ナビエは皇后という立場を意識し、笑顔で子供の出産をおめでとうございます、と告げた。ナビエが準備した宝剣は赤ちゃんに渡したかと聞くと、ラスタがどこにやったか分からないと答えるソビエシュ。
ナビエはそうか、と一言だけ告げた。そこで急にソビエシュの表情が固まり、人は払いをした。同じようにナビエも後ろに控えるように伝える。
しばし、護衛を後ろに控えさせ、2人で会話。
と、突然ソビエシュから「なぜこんなに痩せているのか?夫に苦労させられているのか?」と聞かれる。かなり心配した声だった。
事実、ナビエはつわりで食事が思うようにできず痩せていた。だが、妊娠の事実は伝えられない。
暫く黙っていた。
最後のチャンスを逃しました!
まあ、いつもながら彼女は口から出まかせが出てしまうタイプなので、今更事実を伝えることはできないのでしょうね。
ラスタは嘘をつきすぎて、詐欺師の娘なのは納得だけどね…
小説内だけじゃなくて、嘘をついて生活していると、嘘が嘘を呼び…っていうことってあるし、正直に生きるって大切だよな~と読んでいて思ってしまいました。
不安と寂しさはありますが、道中が平和でなにより。
急にハインリにホワイトモンド側から使者が来るのは、何か不穏なサインじゃないといいけど。
それにしても、ニアンはもてますね。
ナビエの事を本当に心配している様子。
そりゃ最近のラスタとのやり取り、彼の様子を小説で読んでいる私たちはわかりますが、ナビエからしたらなんのこっちゃですね。
この後の展開が気になりますね…
最後までよんでくださりありがとうございました。
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