LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
174話 一歩前進
ラスタは違った方向で勘違いしていた。ソビエシュが実父のことを騎士を呼んで処理したのだと思っていた。なので、安心してイスクア子爵夫妻を呼んだ。
二人に今の状況を話し、しばらく二人を避けることになると話をした。二人は涙を浮かべながら分かったと言う。実の娘を探すためにお金を無心してきた時はイライラしたが、今の状況を見ると、二人は実父よりも両親らしく思え、”本当の両親だったらよかったのに”と思うラスタだった。
そして、元々は父親に渡すはずだったお金を二人に渡す。恐らく、これは自分が最後に渡すプレゼントだと思った。
二人は涙を流しながらプレゼントを受け取る。この先私たちはあなたを忘れないと言った。
***
その後ラスタはソビエシュのいる寝室を訪ねる。ソビエシュはラスタを迎え入れた。
ソビエシュの寝室には青い鳥がいるので、(鳥がラスタを見つけると騒ぐから)長らく避けていたが、どうせもうヴェルディ子爵夫人にもバレた後なのでと思い、思い切って入った。
そこでラスタは驚く。彼のベッドから真正面にあたる壁には、大きな絵がかかってた。
絵は2個かかっていた。1つはグローリーエムのの絵。クレードルに横になって愛らしい表情だった。もう1つは冷ややかにナビエが見下ろしている絵だった。
ラスタの中で何かが弾けた。今はもう自分が妻であるはず、誰が何と言おうと。それなのに、前の妻の肖像画を寝室に飾っているなんて。思わず拳をぎゅっと握った。
ラスタを見た鳥は大騒ぎしていたが、ソビエシュはなんてことない表情でラスタの様子を見つめていた。
ラスタはそもそも、ソビエシュに自分の父を殺したのか?と聞こうと思っていた。それに対して、ソビエシュがラスタへの詫びの言葉をかけることを想定していた。(本当は自分は嬉しいんだけど)
だがナビエの肖像画を見た瞬間からそのシナリオに自信がなくなった。本当に自分が彼から愛されている自信が揺らいだからだ。最終的にラスタの口から出た言葉は思いもよらない言葉になった。
「陛下は私を愛していますか?」
ソビエシュは突然来てそのようなことを聞くのかと驚き、その質問には明確な返事をしなかった。
「ラスタ、君の我儘に付き合っている暇はないんだ」と答えた。
それでも引き下がらないラスタ。庭で倒れていたのがラスタではなく、他の人であったとしても助けたのかm、側室にしたのかとソビエシュに聞く。
するとソビエシュは「誰であっても怪我の手当てはして治療しただろう」とだけ告げた。側室に関しては何も言わなかった。
ラスタはガッカリしながらポツリと、「親子検査を受けると告げに来ました」と言った。
***
ラスタが親子検査を受けるという話は瞬く間に世間に広がり、噂の的になった。堂々と検査を受けると言った事を考えると、ほかの男との子供というのは憶測であろう、神殿で明らかになるだろうが…と口々にみんなは話していた。
皆ラスタが親子検査を受けることにかなり関心を持っていた。しかし海外VIPであるハインリの誕生日パーティーのイベントもあったので、そこでの話題になるのを避けるべくそれが終わった後に…ということになった。
イスクア子爵夫妻には幸いな話だった。この猶予時間に城を出て、親子検査の話がイスクア子爵夫妻に飛び火しないうちに逃げるという算段だった。
**
この猶予時間にラスタはまたエルギ公爵に頼みたいことがあったので、彼を見つけて話しかけた。
「アレンの息子を拉致して欲しい」
エルギ公爵はこれには驚き、「あなたの最初の子供でしょう?」と聞く。しかしラスタは「自分の最初の子供は死んだ!だが、その亡霊がラスタと王女を引き離させているのだ」と告げた。
(ラスタ狂ってる?)
それにエルギ公爵はニヤッと笑って「どうすればいいのか」と逆に質問。
ラスタは「殺さなくていい。赤ちゃんが欲しい家にあげて欲しい。東大帝国ではない、遠い国に…」
これにはエルギ公爵もしかめっ面でこのように言う。
「遠い国まで良くですか?難しい要求ですね。それにあなたはまだお願いした港もくれていないじゃないですか。お金も貸したままだ。友情もあるので催促はしませんでしたが…港の件はちょっと残念ですね」
ラスタは絶対に約束は守る!と告げる。
結局エルギ公爵は人の心と秋の空とも言うし…と、今回は念書を念書を書いてくださいと言ったのだった。
*****
ナビエが直近悩んでいたソビエシュへのプレゼント返却問題、母国との戦争の心配は消えた。
しかしまだ解決していないことがあった。ハインリの誕生日プレゼント問題だ。差し迫った問題だった。
母からは器用なシェフを雇って「自分の作った料理だ」と言って出すことを勧められたが気乗りしなかったので、別の人にも意見を求めることにした。
ジュベール伯爵夫人に聞くと、プレゼントを渡していないという。
ローラに聞くと、自分自身が恋愛をしたことが無いが…友達に一昨年飛び出すケーキをあげた、と助言をしてくれた。
マスタースに聞くと、プレゼントは剣だったと言う。
悩んでニアンに聞くと派手な下着を着て見てはどうか?と言う。一種のドミノ効果だそうだ。それでは「プレゼントは自分!」ではないか…と余計に頭を抱えたナビエだった。
悩んでいた時マッケナに偶然会った。彼にも相談してみると、ダンスだと言う。”この”ダンスを完璧にできる女性が理想だと6歳の時に言っていたそうだ。
確かにハインリがダンスを好きなことは知っているが…。
*
次いで、マッケナは別の話をする。エベリー一行の乗った馬車を調べたそうだ。やはり、破損した車輪から最も離れた席にいた人物が犯人だったそうだ。
ナビエはこれもラスタの仕業か?と考える。しかし理由が思いつかなかった。(そもそもラスタの攻撃した相手に最もな理由があるとも思えないが…と思いながらも)
するとマッケナが教えてくれた犯人は予想外の人物であった。
*
これで自分の子だと分かればいいですもんねー!
本当に子であるなら、何の問題もないはず…本当であったとしても、陰謀で操作されないといいけど(;^ω^)
しかしまだ親子検査まで行かない。この話引き延ばされるな~。
邪魔だからって、またそんなことをラスタは本当の母親なのに、本当にひどい親ですよね。
殺しまではしなかったから、ちょっとホッとした読者です。
いや、もう読者として感覚麻痺してきてるんだけどwww
これに関しては勝手に悩んでくれ~
いいものが決まると良いね
ナビエの推測通り!(名探偵!!)やっぱり故障した車輪から一番遠い人だって…
ってそれでも怪我するだろうに、すごい執念だな~
え?結局誰なの?の答えは次回みたい。
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この続きの175話はこちらから。
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