LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
216話 ここを見て!見て!
ナビエは執務室にいた。そこにマッケナを呼びつけて、重要なお願いごとがあると伝える。
マッケナはどんな依頼なのかびくびくする。(絵の解釈を勘違いしていることもあり)
ナビエはソビエシュが連れて来た宮廷の人間たちが何人か尋ね、そのトラブルについて質問をした。
しかしマッケナは表情がぎこちなくなり、トラブルではないと答える。トラブルと言うのはあくまでも西大帝国側から見た言い分で、口論が数回あった程度だそうだ。
ナビエはマッケナに「その宮廷の人間たちは本当に宮廷の使用人なのか、魔法使いが混じっているのではないか?」と聞いた。
マッケナはなぜそのような質問をしているのか理解が追い付かない様子だった。そもそも魔法使いは貴重な人材である。しかも魔法使いがそこに侵入していても本人が魔法を使わない限り、こちらはそれを知る由は無い。
ナビエは他に魔法使いをあぶりだす方法があると思って質問していたので拍子抜けした。
そもそも東大帝国はいくら傲慢とは言え、そこまでのトラブルを起こす国ではない。
ナビエの質問の真意は、魔力減少に関する証拠探しをしに来ているかもしないと考えていたからだった。
この話に意表を突かれたマッケナは顔が固まったのだった。
***
マッケナは急いでハインリを探しに行った。
見つけたハインリは鳥の姿でマッケナの頭上で巣を作っている最中だった。マッケナを見て、人の姿に戻った。
服を着てからマッケナは「皇后は魔力減少を私たちが主導したことを知っているのですか?」とハインリに確認。
ハインリはため息をつきながら、うなずいた。
マッケナはその話を聞いた上で、ナビエとの先程の会話を伝えた。それを聞いたハインリは驚いた表情をして固まっていた。
そして、ハインリとマッケナとどう対応するか考えることにした。
*****
ハインリはナビエに「東大帝国が魔力減少に対する手がかりを何も掴めない様に対策を講じた」と言ってきた。
ハインリのいう対策とは、東大帝国から来た従者を密着監視することだった。騎士には騎士が、給仕には給仕が、カルル侯爵にはマッケナが、ソビエシュにはハインリがそれぞれ対応をすることになった。
*
翌日の昼頃、ソビエシュが笑顔でナビエを呼び止めた。
するとハインリが横から突然割り込んでナビエを呼ぶ。ナビエも無視できないので、ハインリを呼び返した。ソビエシュが不愉快だという目でハインリを見つめる。
しかしハインリは笑いながらソビエシュのことも「ソビエシュ様」と呼んだ。意味のないこのやり取りに横にいたカルル侯爵は冷や冷やという顔で見つめていた。
今度はハインリが「奥さん」とナビエの事を呼んできた。いつも呼ばない呼び方に奇妙な感じを受けつつも、ハインリの手を取った。それを見つめるソビエシュの目は怒りの火が灯っているように見えた。
そこでハインリは突然、暑いですね…と言い、上着を脱いでベスト姿になった。すると不自然にもその胸元には『妖精の涙』が輝いていた。
ガタッと横で音がした。振り返ると突然ソビエシュは頭を抱えて倒れ込んでいた。すごく痛そうで、本当に苦しそうだった。
カルル侯爵やハインリが慌てて医師を連れて来るように従者に指示した。
苦しみながらもソビエシュの視線はハインリのつけた『妖精の涙』に向いていた。
彼の現在の記憶では、妖精の涙の宝石のことも理解できないであろうに――。
その瞬間、ソビエシュが力尽きて目を閉じた。
「陛下!!」カルル侯爵が叫ぶ声と医師が走ってやってくる音が響く中、ナビエはふと宝石に関する伝説を思い出していた。
*
続く。
ナビエの考えている、『魔力減少調査のために、魔法使いがいるかもしれない』ということは、思いもよりませんでした!
私の思慮不足ですが…wさすがナビエ!!と思ってしまいました。
そして、記憶が後退した頃のソビエシュはまだ妖精の涙については知らないはずなので、頭痛を引き起こした原因は現在のソビエシュでしょうか。
大丈夫かな~。
*
この続きの217話はこちらから
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