LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
226話 断りずらい提案
ー皇后陛下どこにいてもお幸せに
ー一度謁見にお伺いしたかったのですが、結局できなくて残念です
ー西王国で大変な目にあったらいつでも戻ってきてください
ベッドにお横たわって手紙を一つ一つ読んでいると、横にハインリがやってきた。
髪がまだ濡れていて「何しているの?」と聞いてきた。
東大帝国の人々が書いた手紙を読んでいると伝え、内容を知りたいというハインリに手紙を2,3通渡した。
ハインリは少し読んでからナビエを抱きかかえる。ナビエはハインリの様子を見て、彼の頭を掴んで軽くキスをした。
ハインリはナビエの胸に顔をうずめて、バスケットの持ち主が気に入らなかったら…と呟いた。寂しそうな顔をしていた。
*
話は変わってハインリは「そいえば、お兄さんとシャレット姫と状況はどうなっていますか?結婚する考えはありますか?」と聞いてきた。
ナビエはまだ分からないが、何度かシャレット姫とは会っているようだから、その内答えが出るのではないかと答えた。
*****
翌日の午後2時頃、ナビエの元へランドレ子爵が現れた。彼は非常に疲れている様子だった。
大丈夫かとナビエが聞くと彼は「エインジェル卿がリールテアン大公を自分の目を盗んで連れだして、大使館の前に連れて行った」と答えた。
彼は一生懸命探していたようだが、結局リールテアン大公はソビエシュが東大帝国に連れて帰った。意外にもハインリはそれを許可したそうだ。
*
それよりもエインジェル卿が騎士団の第四騎士団長であるにも関わらず、ランドレ子爵の目を盗んで大公を連れ出し、大使館へ連れて行ったことが問題であり…それをナビエを脅迫するカードとして使ったことが気にかかった。
ランドレ子爵はこの件はある程度確信を持っているそうだ。そして彼が”誰かが訪ねてきたら断るように”と言った理由として、自分がナビエの個人騎士を引き受ける時にエインジェル卿が反対をしたことが理由と答えた。
ランドレ子爵のほうが騎士団各団長よりも権威はあるが、彼らを警戒しているようだ。
ナビエは当初そのお願いは魔力減少調査と関連があるものではないかと不安に思っていたが、そうでないことは純粋にホッとしたのだった。
*
話は変わりルベティの件に。
ランドレ子爵はルベティが許可すれば彼女をここに連れて来ると言う。
(以前ジュベール伯爵夫人がルベティが領地を治められるのかを心配していたからですね)
ナビエはルベティの滞在する場所、寝る場所を気に掛ける。侍女たちもルベティはナビエの近くにいればいれるだけ嬉しいから、負担になるかもしれない…と告げる。
侍女たちの議論をさておき、結局結論が出なさそうなのでハインリに質問しに出かけた。
***
ところが執務室、庭、赤ちゃんのための巣がある所…どこを探してもハインリが見当たらない。マッケナに聞いても居場所が分からないと言うので不安になるナビエ。
ふとナビエは以前ハインリが鳥の姿で水浴びをしていた噴水の所にいるかもしれないと思った。そこに向かう。
すると予想通り彼はそこにいた。目を閉じて鼻歌を歌っていて、ちょうど鳥の姿から人に変身したところで裸だった。服がそこらに散乱していた。
彼はナビエと目が合うと「クイーン」と言い眉を下げ笑った。
ナビエが向かうと目を閉じて両手を開くハインリ。「恥ずかしがらなくていいですよ」と言い、ナビエが来るのを待つ。
ナビエはためらいながらもスカートを上げて噴水の中に入って、彼の横に並んだ。ハインリは近づいたナビエを自分の方に引き寄せた。
彼の隣にくっつくと、不思議なほど熱気を感じた。変な意味ではなく湯気が出るほどの暖かさだった。
*
ハインリは噴水にいて、頭を整理していたと言う。そこは特別な場所だそうだ。
ナビエが理由を聞くと、幼いころに事故があったそうだ。ハインリは詳しくは説明しなかったので、ナビエもそれ以上は聞かなかった。
*
ナビエは「ルベティがもうすぐ到着する」とハインリに伝える。彼はルベティが誰なんかすぐには分からなかった。そういえばハインリとルベティは直接対面したことは無い…。
「ロテシュ子爵の娘です」
こうハインリに伝えると彼の表情は険しくなった。しかしナビエの敵であったロテシュ子爵の娘がナビエに会いに来るというのは不思議に思えるようで、怪訝な表情にもなった。
ナビエが自分を信頼してくれていると伝えると、ハインリは納得したと伝える。しかし兄と父の事があるから気持ちは複雑だそうだ。
ナビエはそこは心配いらないと伝えた上で、宮殿はハインリの持ち物だから滞在して良い場所を確認していると告げる。
するとハインリは「できるだけ遠くにおいてください」と伝える。
ナビエは少し驚く。ルベティは女だと伝えるが…。
ハインリは自分が警戒していない相手は、ナビエの両親と兄、そして侍女たちだけだと理由を伝えた。
*****
東大帝国に帰ったリールテアン大公は体調が悪化していた。投獄されて口を縫われてから数カ月間、最小限の食事しかしていなかった上に、脱獄後の悪天候で体力を奪われ、風邪を引いた。
エベリーが治癒魔法を使ったので口の外傷は良くなったが熱は上がったままで下がらず病気のままだった。
それから数日も立たず王位継承者である兄弟を連れてソビエシュのいる東大帝国の宮殿を尋ねてきた。王位継承について議論すると会議は紛糾…。
*
そんな中、多国籍騎士団の第四騎士団の一行がやってきたので、ソビエシュをはじめ帝国で彼らを迎え入れた。
そこで第四騎士団団長のエインジェルはソビエシュが想像しなかった話をする。
「港の件で裁判していることは聞きました。首長連合からの提案として、もし魔力減少現象に関する手がかりを教えてくれれば、港の件では有利になるよう取り計らいをします。」と伝えたのだった。
*
続く。
ソビエシュが届けた手紙にも嫉妬するハインリは予想通りですね。
そして、信用している相手がかなり限られているのも予想通り。
そういえばナビエの兄とシャレット姫はどうなるんでしょうか?マスタースとうまく行く可能性はないのかな~。読者としてはそれも面白いけど‥‥!
*
ソビエシュの元を訪ねた多国籍騎士団が魔力減少調査の件で取引をするそうですが、目的は何でしょうか。その事実を知っているのはナビエとマッケナとハインリだけだよね…。(あと片鱗を掴んでいるソビエシュたち+エベリー)
戦争の抑止かな?
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この続きの227話はこちらから
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