LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
ついに最終話です。読んでくださった方、いらっしゃいましたらお礼を申し上げます。長い間、お付き合いありがとうございました!
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
262話 幸せ
「元気になってください。近いうちに良いニュースを持ってきますから!」
マスタースはそう、ナビエに告げた後でローラを見た。
マスタースととても仲良しだったローラは朝から落ち込んでいた。
マスタースはローラに抱き着いて、いつも細かいことを聞いて面倒な私に丁寧に教えてくれて、助けてくれて本当にありがとう、と感謝を告げた。ローラはこらえきれず、大粒の涙を流したのだった。
「それは私のセリフですよ・・・」そう言ったローラ。二人はお互いの顔を見あって笑ったのだった。
*
マスタースはジュベール伯爵夫人にも、「皇后の力になってください」と告げる。
ジュベール伯爵夫人は当然のことだと答え、必ず帰ってきてくださいね。と言った。
マスタースも笑ってうなずいた。
コーシャル卿をしっかり支えてくださいねと言葉を続けたジュベール伯爵夫人。これにはマスタースもどぎまぎした顔だった。
そして、マスタースが出発する時間となり、彼女は騎士ともに大きな白馬の上に乗り、去ったのだった。
*****
一方のルベティ。
良い領主なるため、トロビー公爵から学ぶべきことはたくさんあった。
しかし、それもエルギが復讐すべき相手だと気づいてからは手につかず、復讐も領主になるための勉強も中途半端だった。
今回出立したマスタースのことを考えると、自分と比べてなんて立派なんだと感じてしまい、引け目を感じていた。
***
ナビエがルベティのために首都郊外に設けた屋敷はルベティと小さなアンが暮らすには、あまりにも広かった。
屋敷に入ると、ルベティはメイドにコートを脱いで渡し、アンの部屋に入った。
アンは泣いてようだが、ルベティが入るや否や、今回は笑顔で向かってきた。
一方のルベティはアンのその姿を真顔で見つめ、抱き寄せる。
自分がそのことを喜んでいいのかすら、よくわからなかった。考えてしまうのだった。
アンに叔母である自分が怖くないかと聞くと、アンは首を傾げるだけ。
その姿を見たルベティはたまらず唇を噛み、抱きしめた。
***
最近は、明るくまっすぐ育つラリとカイを見ながら、後悔をしていた。
アンはラスタではない。なのに、なぜこの子を憎んだのだろう、と。
愛していなくても憎む言葉を伝える必要はなかった。この子もラリとカイのように、なにも心配せずにまっすぐ育つことができたはずなのに…自分がこの子を守れなくて、誰が守ることがでくるのだろうか。
…そして考えてしまう。ラリやカイは生まれた時から高貴な皇族の子供。この子は生まれた時から天罰を受ける奴隷。
生まれた時から人の身分を区別することは、果たして正しいのだろうか。
この子はラスタの顔すら知らず育ったというのに、それでも彼女の罪を背負わなければならないのか。
***
…そういえば、ラスタも自分の両親のせいで奴隷として育ったと言っていた。
幼い頃、ルベティがおやつを食べながらナビエの肖像画を拭いていたら、こちらを真っ直ぐ見つめていたラスタの丸い目と目があった。
その時は、なんて礼儀知らず…と思ったが、その視線が怯えている時のアンと重なるようだった。
本当に礼儀知らずだったのか。ただ、ラスタはお腹が空いていただけでは、なかったんだろうか…。
***
考えていると、メイドがドアをノックして入ってきた。何か箱が届いたという。送り主はわからないそうだ。
ルベティは箱を受け取り自分の部屋に行って、そっと箱を開けた。
すると、中から現れたのは、一組の靴だった。
それはルベティがエルギ公爵を押そうとしたその時、脱いで忘れた靴だった…。
ルベティはじっと靴を見つめ、考え、良い領主になる勉強をしようと思うのだった。

*****
ルベティが予定より早く、東大帝国に向けて立つという。あまり早くないかとナビエとローラは驚いて目を見合わせた。マスタースが去ってまだ日も浅い。ルベティまですぐに去ってしまうことをナビエは悲しんだ。
ルベティは理由について戸惑いながら口にした。
エルギ公爵のことを憎んでいるが、彼も何かの恨みがあったのかもしれない。彼がここに来た時、彼はあまり幸せそうに見えなかった。彼に復讐する機会ができたら、いつでもやるが、復讐で自分の人生を台無しにしたくないーー。
復讐なんかより、自分やアンのことが大切だ、と。
復讐は自分の人生の目標ではない。自分の目標は良い領主となって幸せに暮らすこと。帰ったらそれをやりきる、と伝えた。
ローラは、それは良い考え方だが、なぜ早く去るのかと改めて聞くと、ルベティはハインリとエルギ公爵が友達関係だから、と答えた。
その言葉を聞いたローラは彼女の心情を理解し口を閉ざしたのだった。
ルベティは手を伸ばしてローラの手を握ったーーー。
*****
兄・コーシャルが去り、マスタースが去り、ルベティも去ってしまった。
ルベティを見送った後、ナビエは複雑な気持ちでゆりかごに寝ている2人の子供を見つめた。
***
東大帝国から出た時も、友達との別れはつらかった。
ここに来て安定した生活を手に入れたらそんな気持ちになることはないかと思ったが、そんなことはなかった。
自分も必死に生きる道を探し、そして見つけたように…みんな自分の道を探しているのだ。
---ラリ、カイという、子供がいる。
けれど、この子たちもいつか自分の元を去るだろう。
*
自分の両親のことを改めて考えてしまう。
絶え間なく動き回る息子のコーシャル。他人より自分のもとを去った娘の自分。どれだけさみしい思いをしたのだろうか。
*
その時、窓の外で愛するクイーンの声が聞こえてきた。振り返るとクイーンが窓際に立って笑っていた。
目が合うと、クイーンは入ってきてゆりかごにとまった。
カイは目を輝かせて鳥の姿になり、うれしそうな鳴き声を出した。ラリは人形を抱きしめて寝たままだ。
二人の赤ちゃんを心ゆまで見つめたハインリ。
しばらくすると人の姿に変わり、後ろからナビエの腰を抱きしめた。その手はしっかりナビエを固定する。
ナビエがゆっくりと後ろを振り返ると彼と目があって、キスをして、私を一人にしないでくださいね、とつぶやいた。
なぜこんなことを言うんだろう、とハインリは笑みを浮かべながら、ナビエの額の上に、まぶたの上に再びキスをした。
彼の唇があちこちに触れるたびくすぐったさを感じながら、ナビエは目を閉じた。
ハインリはナビエの髪に優しく触れながら、つぶやいた。
「自分は兄を疎ましく思ったことがありました。だけど、兄が好きでした。だから、兄を助けることにしました。皇太子は兄だったので、国のために兄のために両親のために力を助けようと思いました。」
だんだん、ハインリの声が暗くなる。
「しかし、結局は失敗し、兄は大半の魔力を失いました。魔力減少現象のモデルは彼だったのです。それ以来、兄の顔を見ることができなくなりました。魔力減少のことは極秘事項だったので、数人しかしらない事実でした。けれども、罪悪感に苛まれていました。そんな時、エルギと出会いました。」
ナビエは体を起こして彼と目を合わせる。ハインリは泣いているのかと思ったが、彼は無表情なままだった。
そして、「その時、自分のような人間でも一人ではないと思いました。」と続けた。
ハインリの額がナビエの肩に触れた。
彼は優しく額をすりつけ、そしてそっとナビエに口づけをし、両手でナビエを引き寄せた。
ナビエは完全に彼の胸の中に包まれた。
「私はあなたがいて幸せになりました。ひと時の楽しさではなく、満ち足りた幸せな気持ちです。」と告げた。
ハインリはナビエに、あなたは前に進む人だから自分がいなくても幸せになれた、あなたは太陽のような人だから、と伝える。
しかしナビエは、「ハインリと一緒に歩めてうれしい。幸せです。」と答えたのだった。
ナビエの愛する紫色の瞳は光と水が混ざって宝石のように輝いていた。
ーーーハインリは知っているだろうか。彼は宝石を愛しているが、本当に美しい宝石は彼自身だということを。
手を伸ばして彼の瞳を見つめると、紫色の瞳に溜まっていた一筋の涙が落ちた。
ナビエが手を伸ばした瞬間、赤ちゃん鳥の喚き声が聞こえる。
あわてて二人で赤ちゃんのもとに向かって、子供たちを抱きしめた。
***
しばらくして赤ちゃんたちは寝てしまった。
ナビエとハインリはラリとカイを夫婦の寝室に連れて行った。さっきまで大声で騒いでいた子供たちは今、天使ような鳥たちだ。
*
ナビエはハインリがまだ泣いているのではないかと思って、彼を見た。するとハインリはささやくような声で子守歌を歌っていた。
ナビエの視線を感じたのか、こちらを優しく見てほほ笑む。
ナビエは、自分も彼がいて体いっぱいの幸せを感じるのだと思ったのだった。
*
本編、終わり。
ついに終わってしまいました。
まだ番外編はあるのですが、本編はここでいったん終わりです。
長かった・・・・翻訳めちゃくちゃ時間かかってすみません。もし読んでくれている人がいましたら、たくさんの誤字脱字、読みづらい翻訳をお詫びします。
最後まで行ったのでこれから、修正します!(小声)
*****
コーシャルを追いかけて、マスタースは行ってしまいましたね。
彼女ならコーシャルの良い相棒(というのがいいのか、もう伴侶ですよね)になるでしょうね。騎士姿のマスタースも見たいです。番外編で見れるのかな?読んでみますね。
でも、「マスタース!来るなといっただろう!」みたいな、コーシャルが見れたら楽しいなwwwと思っています。(私の一方的な妄想ですがw)
彼女ならどこまでも追いかけるでしょうが・・・ね。
*****
そして、ルベティの最後。めちゃくちゃよいこと言ってましたね。
復讐で自分の人生を台無しにしたくない・・・・(意訳かもしれませんが)そう思えた彼女はきっと、良い領主になるんじゃないでしょうか。
そして、子どもが生まれながらにして身分が違うことに疑問を持つのも、きっとルベティのような経験をしていないとできないですよね。
いつか、ナビエのもとに進言できるような、市民によりそう、良い領主になりそうだな。
こちらも番外編で出てきそうですね?楽しみ。
ラスタの罪を背負わないでほしい。読者としてもにくいけど、こどもに罪はない。アンがまっすぐ育つことを願っています。
*****
そして、最後はハインリとナビエ、子供たちのシーンでした。
ナビエの最後は一人…と悩むところで、ハインリが寄り添うシーン。またその逆も…感動的でした。
きっと二人はお互いに互いの太陽なんですよね。
まだ二人の行く末を見たい気持ちもありますが、ここで一区切りということで。
とても幸せな物語でした。
*****
気が向いたら番外編も書きますね。
それでは、また逢う日まで、ありがとうございました。
わたし。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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とてもとても長い翻訳をありがとうございました。LINEマンガで読み、先が読みたいとここにたどり着きました。
無理のない範囲で、番外編もお待ちしております
みちこさん、お返事くださりありがとうございます!
私の主観が入った翻訳なのでLINE漫画と比較しながら今後見ていただけると嬉しいです!
番外編もそのうち・・・!お付き合いありがとうございました。
私も先が気になり、こちらにたどり着きました(^^)
ナビエがハッピーになって本当によかった。゚(っ৹ т )゚。
長い間、最後まで翻訳して下さりありがとうございました。
番外編も楽しみです♪
ご無理なさらないように、ゆっくりお待ちしています( *ᴗˬᴗ))
拙い文章で読みづらかったと思います。読んでいただき、ありがとうございました。
番外編も続けてみます!またよかったらお付き合いください(⋈◍>◡<◍)。✧♡
まだまだ漫画を読み始めたばかりのころ、ラスタが何をしでかすんだろうと気になって翻訳を探してたどりついたこちらですが、内容を追わせていただきありがとうございました。読み始めたころはまさかこんなに長編だと思っていなかったのですが、最後まで翻訳してくださり、ありがとうございました。
マスタースと兄君のことも気になっていたので、追いかけていったことが分かってよかったです。
ゆりさん、コメントありがとうございました。
本当にこんなに長編だと私も当初は思いませんでした…(笑)
原作を読み始めたころはまだ最終回まで行っておらず、いつまで続くんだろう・・・と思っていた矢先に262話で終わりました。
この後番外編でマスタースとコーシャルのことも掲載されているといいなと思っています^^またお付き合いください♪
漫画の更新が待ちきれなくなるたび、何度もお世話になってました。長い間お疲れ様でした!!ありがとうございました。
番外編も、もし出たら楽しみにしています!
長い間、翻訳して頂いて 有難うございました。
最後はどうなるの〜?とドキドキしながら読ませていただきました🎵
わたしさんの感想を読むのも楽しみの1つでした(*^^*)
お時間のある時にでも、番外編翻訳 楽しみしています!
最終話までお疲れ様でした!
こちらの翻訳のおかげで最後まで読むことができました。
ありがとうございました!
翻訳お疲れさまでした!
楽しく読ませていただきました。本編ではラスタの第二子(名前を失念)の失踪のその後は出てきてませんよね?番外編で出てくるのか…気になるところです。
また無理のない範囲で番外編を翻訳していただけたら嬉しいです。長い間翻訳お疲れさまでした&ありがとうございました!