LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
他の話はこちらからどうぞ。
108話 帰ってきてくれ、ナビエ
ラスタはナビエのことを緊張した面持ちで見て、ナビエが手を差し出したところ目を丸くした。
ダンスを予想しなかったのだろう。周囲の貴族たちも同様だった。
音楽はラスタとナビエに配慮して男女問わない曲に変わる。
「踊りでまでもラスタに勝ちたいのですか?」
なるほど。そんな考え方もあるのか…と感心する。
ナビエは諦めず本来の目的の話をする。
「ラント男爵のことで困ったことがあれば、カルル侯爵に助けを求めると良い」と助言をした。
カルル侯爵が公明正大な人で国のためなら助けてくれると思って伝えたのだった。
ナビエは続けて「権力と利益を狙って近づいてくる人間にも優秀な人材はいるから無条件に追い出す必要はない。
だけど、今日の衣装を選んだ人は遠ざるべきだと言った。
↑いや、ほぼラスタが衣装決めたようなもんだもんな
この言葉にラスタは慌てた。しかし彼女は混乱していた。なぜ自分にこのような話をするのだろうと。
更にナビエは続ける。
「あなたのためのアドバイスではない。母国のためだ。私の渡した手形はどうしたのか?すでに手元に無いなら、これからはあなたが福祉施設の後援をしなさい」
ラスタは、”ナビエは自分が無駄遣いをしていると言わんとばかり…”と鼻で笑う。
ナビエはラスタの行為によって福祉施設に悪い影響が出ることを気にしていたが、これ以上話すのはやめた。
そこでラスタが突然、「あぁ!お腹が痛い!」と叫んで座りこんむ。
ソビエシュはラスタの元へ駆け寄る。
これまで彼は、ラスタが腹痛を訴えると必ずナビエが危害を加えたと疑いの目で見ていたが、今回はそんな顔ではなかった。
純粋にナビエをじっと見ているようだった。
ハインリが近づいてきて、医師を呼ぶよう伝えた。
本当にラスタは冷や汗をかいていたので、ソビエシュとラスタは退出した。
ソビエシュはなぜ腹痛が起こるのかとラスタに聞く。
ラスタは「ストレスを受けた、陛下も見たように、ナビエに脅迫された」と返す。
ソビエシュは脅迫の理由を聞くがラスタは答えられない。
ロテシュ子爵に今まで脅迫されてきた話や、ナビエに残された手形を使った話もできなかったのだ。
ソビエシュはナビエは誰かを脅すような人ではないと思いながら、ラスタに休むように伝えて部屋を出て行った。
ラスタはこの展開が全てナビエによる心理的な攻撃だ!と考えていた。
自分だけでなく、赤ちゃんも狙っているのだと。
しかし落ち着くとナビエの言っていることが気にかかった。
なぜ手形を返してもらうべきなのか?でも返してもらうためにはお金が必要だが、そんな金はラスタには無い。
いずれにせよ、ラスタはナビエの意図(本心)が理解できなかったので放っておくことにした。
ナビエは手形のことを考える。ラスタに任せたのは理由があった。
ソビエシュに”こんな良い皇后なのに自分と離婚するの?”と言う風に捉えて欲しくなかったからだった。
忘れることにしようと思い、南宮の外に出た。
数日後には東大帝国を去る。
今ここに居るのが、最後になるかもしれないのでここに別れを告げたかった。
宮を歩いていると、エルギ公爵に偶然遭遇する。驚くナビエ。
見ると彼は暗い顔をしていた。こんなおめでたい日なのに、何か理由があるのだろうと思うナビエ。
もしかして…と思い「ラスタの事が好きなのか?」と尋ねると彼は答えなかった。
代わりに、「首都を行進した際、あなたは寂しさを感じなかった?」と質問返しに合う。
ナビエは「仕方のないことだ」と返事をする。
すると彼は「人々はいつもそうだ。最後だけを覚えていて、最後が気にくわなければこれまでの恩を忘れてしまう」と言う。
ナビエが、”エルギはそのような経験をしたことがあるのか?″と思ったが、それ以上聞くのは止めた。
披露宴最後の日になった。
ハインリは自分との時間が少ないと不機嫌になっていた。そして自分とも遊んでください、と言ってきた。
そこでナビエは、ハインリの瞳の色に似た紫のドレスを着て彼を迎えに行く。
しかし、ハインリの部屋をノックしようとしたところで、ソビエシュに呼び止められる。
ナビエは「私はラスタに何もしていません」とソビエシュに向かって言う。
彼からまた責められると思い、そのような言葉を発した。
彼はどうしてナビエがそんなことを言うのか理解していなかったので、以前ラスタにされたことを伝えた。
するとソビエシュの顔は引きつった。
ソビエシュは責めるために来たのではないというので、ナビエが理由を尋ねると、ナビエの部屋で話をしたいと言う。
ナビエは彼と話をしたくなかった。
ソビエシュは諦めない。
「帰ってきて欲しい。君が他人の妻じゃなければなぁ…」と言った。
向こう側で、そのやりとりを扉に寄りかかって聞いていたハインリ。
彼の鼓動は高まっていた。
109話 イケメン
結婚式から帰ったハインリの様子は変だった。元気が無いようだった。
行く途中の馬車でも楽しそうにしていたのに、帰りは元気がなく、目も合わなかった。
時々ナビエの手を握り、自分の傍にいてくれるのか?自分の妻でいてくれるか?と確認してきた。
なぜそんなことを聞くのか。帰り道に疲れているだけだろうか。
ナビエは理解ができなかった。
しかし帰ってからもハインリの状態はあまり変わらず、数日間そんな状況が続いた。
なんとかこの状況を解消しよう思うナビエ。
そこでローズの編み物が目に入り、洋服を編もう!と思いついた。
ハインリは窓枠に座り、空を見上げていた。
ソビエシュの言葉が頭に浮かび、やることが手につかなくなっていた。
ソビエシュが言った「帰って来てくれ‥」に対してナビエは何と答えたのだろう。知りたくて仕方がなかった。
最後まで聞ければよかったが、聞き取りづらく最後が分からなかったのだ。
ナビエは断っただろうと思ったが、ハインリの不安は消えなかった。
そこへローズが訪ねてくる。
ナビエがプレゼントがあるから来てくれと言っているという。
ハインリは期待と不安で慌ててナビエの部屋を訪ねた。ローズが訪ねて来てから、5分と経っていなかった。
ハインリはすぐに何か?と聞く。
ナビエは彼のその姿に思わず笑いながら、プレゼントを渡し「開けて下さい」と言う。
プレゼントの中身は赤ちゃんのためのようなサイズの、金色の手編みの服。クイーンのための服だった。
ハインリは「かわいい!」と呟く。
クイーンになったら、この服を着せますよとナビエは言うのですぐにハインリは消え、クイーンになった。
そしてナビエの元にかけよったクイーン。
ナビエは服をかけ、「かわいい」と呟きクイーンの額にキスをした。
午前中不機嫌だった、ハインリは午後とても機嫌が良い。
そんな主君を見たマッケナは、ハインリは病気なのではないか…と心配していた。
しかし、突然またハインリは眉間に皴を寄せた。
マッケナがどうしたのかと聞くと、ハインリは自分のイメージはどうかと聞く。
浮気者に見えるが純粋…と答えるマッケナ。
実はその通りで、彼は夜の経験がなかった。実際、好きな人と手が触れ合うだけでドキドキしていた。
自分の世の中のイメージとかけ離れている場合、ナビエはどんな態度を取るのか、彼は心配だった。
ナビエの前では完璧な男でありたかった。
マッケナは本当に心配になり再度、「殿下…?」と声をかける。
ハインリは大丈夫だと答え「歴訪に出ていた騎士たちはいつ帰ってくるか?」と質問をした。
マッケナはハインリの浮き沈みが気になりながらも、今日だと答える。
それを聞いて明日歓迎会を開こうとハインリが提案した。
マッケナはナビエに会って「歓迎会のためにハンカチを用意してください」と言う。
なぜそれが必要なのかとナビエが聞くと、
帰還した騎士たちの礼服のポケットに、女性がハンカチを入れるのだという。
それを聞いて兄コーシャルには恋人がいないから、自分が入れなくてはと思う。
しかし先日の東大帝国での光景がよぎり、また周囲の反応が気になった。
ナビエの心配は不要だ、コーシャルは一番人気のある騎士だとマッケナは笑う。
翌日ナビエは格式高いドレスを着て馬車に乗り場外へ出かけた。
そして歴訪から帰還した騎士たちやその家族と会い挨拶をした。
まだ社交界に慣れていないナビエにとって、重要な会だった。
いつ始まるのかとローズと話をしていると、笛がなり行進が始まった。
歓声が大きく上がり、はナビエが降り注がれた。
兄は最前列にいて、コーシャル!と叫ぶ声もあった。その声に答える様に手を振るコーシャル。その姿に涙するナビエだった。
マッケナの号令で馬を降りた一行。ナビエはコーシャルに近づき、ポケットにハンカチをさした。
その隣には、マスタース兄のエイプリン卿もいた。
どうやらコーシャルの評判は東大帝国と違い良いようで、ナビエは安心したのだった。
翌日、ナビエのもとにたくさんの手紙が届いた。コーシャル卿に宛てたものだという。
不思議に思うナビエだったが、ローズが理由を教えてくれる。
・彼は美しい
・活躍もしていた
・おまけにかっこいい
・しかも貴族の息子で、王妃の兄
だからだそうだ。
ナビエはこれを嬉しく思った。
もしうまくいけば、マレニーの力を借りなくても、コーシャルとニアンに頼んで社交界を味方にできるかもしれない、と思った。
(マレニーの力を借りると半分が敵になるから避けたい)
ナビエはクリスタと少し近づけないかと思い、彼女を訪ねることにした。
ナビエが着替えて回廊を歩いていると人々と馬車が本宮に行くのが見えた。
それは、カフメン大公であった。
ナビエの視線に気づいたカフメン大公はこちらを見て…?
読んでて疲れました。。
でも、確かにこういう奴いるな!自分が原因であるストレスでも、それが返ってきてお腹が痛くなるパターンの人ね…私もたまにそうかもw
しかしナビエの母国に対する優しさを踏みにじる態度は許せない。
確かにナビエの兄だったら普通はモテないわけがないんだよね!
どんだけ東大帝国で問題児だったんだろうかw
次回はまた新たな展開に期待です!
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