LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
過去の翻訳はこちらからどぞ!
114話 ソビエシュとハインリの食事
青い羽を見つけたデリスはこれが何なのか、すぐにわかった。しかし、なぜラスタの枕から出て来たのか、不思議に思う。
一つのことが頭をよぎる。”青い鳥の羽はナビエがむしったと言っていたが、実はラスタがむしったのか?”と。
ふと、後ろから冷たい眼差しを感じる。温度のない目でラスタがこちらを見ていた。もしかして、自分は見てはいけないものを見つけてしまったのだろうか、と思うデリス。
「あああああ!」と、突然ラスタが叫ぶ。
そして、抜いた羽をわざと枕に入れようとするなんて!と、大声で当たり散らす。
これには侍女であるヴェルディ子爵夫人も振り返った。
デリスは「待ってください、これは私がラスタ様の枕元で…」
それを言いかけたところで、ラスタは彼女の頬を平手打ちしてそれ以上話をさせなかった。
さらに、ラスタは自分をハメようとしている!と騒ぎ立てる。
そこでヴェルディ子爵夫人に泣きつくラスタ。
「私はそんなことをしていない!何も見ていません…!」と必死にデリスが訴えるも、「もうあなたは怖くてそばに置けない!」と言い放ち、護衛に彼女を捕らえさせた。
そして、もう1人の侍女リアンに枕を片付けさせるラスタ。
青い羽は片付ける場所に困って枕カバーに入れたのに…見つかったことは迂闊だったと背筋が凍る思いだった。
ヴェルディ子爵夫人はラスタを落ち着かせるためお茶を淹れてくれた。
お茶を飲みながらラスタは考える。
状況を見て、デリスはすぐに羽がなぜここにあるか理解していた。
ヴェルディ子爵夫人はそうでは無さそう。当初、ヴェルディ子爵夫人も更迭して、新しい位の高い侍女を迎えたいと思っていたが、彼女は社交会に友達も多い。
社交会を取り込むためには、ヴェルディ子爵夫人にはいてもらったほうが良さそうだ…。
しかしデリスはどうだろう。
青い羽の事実を知ってしまい、ラスタの今日のことを恨み、良くない噂を流すかもしれない。
そうならないために、すぐに皇后の権利で、彼女を始末しようと考えた。
ヴェルディ子爵夫人に、デリスの舌を切って、牢屋に閉じ込めるようにと命じた。
秘書からデリスの話を聞いたソビエシュは顔をしかめた。
確かに侍女が中絶薬を盛ることもあるから、警戒心を持つのはわかる。しかし舌を切って牢屋に入れるのは明らかにやりすぎだと思った。
ソビエシュはラスタを呼び事情を尋ねる。
するとラスタは「ストレスを受けて胃が痛い」と言う。そして、青い鳥のこともナビエの仕業だと思っていたが、デリスがわざと自分の仕業に見せようとした。つまり、デリスはナビエの手先だった、と報告した。
ソビエシュも、さすがにこの話は信じておらず、ラスタのしたことはいつか彼女に返ってくると感じていた。
結婚式の日が目前に近づいても、ラスタとソビエシュからの返信は無かった。なので、ナビエは来ないのだろうと思っていた。
代わりにリールテアン大公が来るだろうと言うとそれも良いですね、とハインリは言う。
しかし予想に反して、結婚式二日前にソビエシュとラスタが来ることが分かった。それが分かると皆、ナビエのことを案じて彼女の顔色を窺っていた。
夕方、さらに驚く話が入ってきた。ハインリがソビエシュと2人だけでディナーをするというのだ。
ナビエは、ハインリがソビエシュを呼んだという事態にとても驚いた。と言うのも彼らは初対面からずっと仲が悪かったからだ。
ローズは、この話は事実だと言う。心配になって本宮側の窓を開けるとハインリとソビエシュが見えた。
ソビエシュもナビエ同様に食事に誘われたことに驚いていた。
食事を始めて早々、なぜ自分を呼んだのかとハインリに尋ねる。
ハインリは、
・感謝をしているので一緒に食事をしたかった。
・あなたがナビエと離婚してくれたことで、自分は結婚することができた
・あなたが離婚してくれなかったら、ナビエへの想いに心が痛かった事だろう…
と伝えた。
それを聞いたソビエシュは怒りに震え皮肉を言う。
「あなたは二重人格だ。それをナビエは知っているのか。そんな君を見たら、ナビエは私の元へ戻りたくなるだろうね。」
ハインリは図星だったのか、苦笑いをした。ソビエシュの言葉を止めなかった。
ソビエシュは続ける。
「二重人格の人は秘密が多いよね。例えばエルギ公爵のこととかね。」
これには、ハインリも驚きの表情をしたのだった。
115話 そのような考えはしないように。
ラスタは不安で部屋中をうろついていた。
デリスを閉じ込めると命じた翌日、ソビエシュに再度呼ばれたが腹痛を言い訳に行かなかった。
病は気からなのか、本当にお腹が痛くなっていて、イライラしていた。
ラスタが妊娠した後、ソビエシュはよく眠るラスタの元へやってきて、子守歌を聞かせてくれていたが最近はその時間も随分減っていた。
恐らく、ソビエシュは近々の自分の言葉を信じていないのだろうと思い、寂しく思って下唇をかんだ。
その事実はソビエシュがデリスの肩を持ったように思えて、デリスに対してとても腹を立てていた。
「酷い」とすすり泣くラスタ。
侍女のリアンは、そのようなラスタの様子をお茶を入れながら見ていた。
リアンは本当はデリスが濡れ衣を着せられていることを知っていたが、怖くて反論ができなかった。
ただ、ラスタの機嫌を取って静かに過ごそうと誓っていたのだった。
ラスタは胎動を感じて我に返った。
ここまで苦労する理由は何のためなのかと考える。
ナビエに自分がより良い暮らしをしていることを見せたい、その一心だった。
ソビエシュとの問題は後回しにしようと思った。
こんな時にエルギ公爵がいてくれたら…と思う。しかし彼はいないので、ヴェルディ子爵夫人に前皇后はどのように生活しているか調べる様に言った。
彼女は「どうやら前王妃であるクリスタと微妙に対立している」と伝えた。
それを知ったラスタはクリスタをここに呼ぶようにた命じる。
クリスタはすぐに訪ねてきてくれた。
丁寧な態度で接してくれるクリスタを見て、ラスタは本来の目的を忘れて不気味な優越感を得ていた。
ラスタは少しお酒が混ざった飲み物を彼女に渡し、なぜ自分がクリスタを呼んだかを話始めた。
・両親は貴族だが、子供の頃に親と別れて平民に育てられた
・社交会デビューも遅れ、親しい貴族もいない
・貴族はナビエの味方なので、隔離された状況だ
そして最後に
・だから、クリスタ様と仲良くしたい
と伝えた。
クリスタは自分が呼ばれた時から、彼女はナビエと対立することを知って呼んだのだろうと推測していた。
しかしナビエの話はせず、淡々と自分の話をするラスタ。社交界になれていないと思えて、可愛くなり徐々に警戒心がなくなった。
そこでラスタは新しい話を始めた。
「ナビエはあなたの国の陛下と再婚をした。クリスタ様はしないのですか?」
政略結婚だから、すぐ再婚したんだろうと続けるラスタにたいして、クリスタの表情は固くなり、その話はしたくない、とさえぎる。
好きな人がいると感ずくラスタ。クリスタはお酒を飲んだこともあり、つい、
「私が再婚したい人は一人だが、その人の迷惑になるからできない」と言う。
クリスタの目元には涙が溜まっていた。
そこでラスタは、”クリスタはハインリが好きなんだ”と更に勘付くのだった。
(展開早すぎてよくわからないのですが原作もこんな感じです)
結婚式を翌日に控えたナビエとハインリはリハーサルのため、式場にいた。
側近たちと打ち合わせの後、しばし二人になったので、ナビエは気になっていたことをハインリに聞く。
「昨日、ソビエシュと夕食をしたようだが、どんな話をしたのか?」
ハインリは、手をつないだら答えるというので、手をつないだ。
ハインリとソビエシュは喧嘩になったと言う。ハインリも怒ることがあるのかと、ナビエは驚いた。
そして、ソビエシュと仲良くする必要は無いが、余計なトラブルを起こして敢えて戦う必要はない。あなたは私の夫で西王国の代表でしょうと続けた。
”夫”という言葉に彼は穏やかさを取り戻す。
そして、ある告白がある、と言い耳元でささやいた。
「自分は夜の経験がありません。なので、あなたに初夜は導いて欲しい。」
その言葉を口にしながらハインリは赤面。
赤面してしまいました‥と言うと、ナビエも私もです、と答えた。
ハインリの部屋を出たナビエはカフメン大公に会ったが彼と十分に話すような余裕はなかった。
幸いなことに、彼も同じ状況のようだった。
ラスタは本当に恐ろしいですね!舌を切るなんて想像しただけで怖い。
そして、クリスタとも近づいて、しかもクリスタはハインリが好き?という衝撃的な話も出て来ました。
新たな展開が楽しみになりましたー!
ハインリは二重人格と言うけど、大体こういう恋愛マンガに出てくるヒーローってこんな感じじゃない?
この続きの116話はこちらから
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