LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
1話更新ですみません。
過去の翻訳はこちらからどぞ!
137話 近づくと気づくこと
ラスタはソビエシュに故郷が懐かしいので、帰郷したいと頼んだ。
故郷に行き、自分が心を落ち着けられたら、赤ちゃんもきっと穏やかに過ごせるだろうと伝えた。
ソビエシュにどこに行くのか?と聞かれ、ムアールと答えた。
ムアールはリムウェルの隣にある小国だった。
運よく、ソビエシュはラスタの外出に賛同。たくさんの護衛をつけて行くように指示した。
実際、ソビエシュは馬車だけでなく、別荘も用意してくれた。領主の家に滞在してストレスを受けるより自分だけのための邸宅で過ごしたほうが心身に良いという判断だった。
ラスタは包帯を緩め、額の傷を見る。
眉から横に着れた長い傷は医者が言ったよりも長く、濃く残っていた。
前髪を切って少し隠れたがそれでも心は荒れた。
「ソビエシュ陛下、本当にありがとうございます」
ラスタはソビエシュの配慮に心から感謝し好きだと思った。以前のソビエシュが戻ってきたようでうれしく思った。
しかし翌日。
ムアールに到着したラスタはメイドに待つように伝え、すぐに邸宅を抜けた。
用意しておいた馬車にのり、隣町リムウェルへ出向く。
ある男と会うためだ。
彼は以前ロテシュ子爵の領地から抜け出したときも手助けをしてくれた人間であり、彼もロテシュ子爵から酷い目にあって片目を負傷。
今でもラスタを庇っていた。
ラスタが彼を訪ね、自分を覚えているかと聞くと男は涙した。
この姿を見て、彼は信頼できると確信するラスタ。
そして男に「ロテシュ子爵が未だに自分を脅迫してくるので、あなたを信用して腕の立つ暗殺者を雇う依頼をしたい」伝えた。
男は驚きながらも約束を守り、探し回ってギルドという名前の暗殺者を雇った。
数時間後、ラスタはギルドに会いに出かけた。
ギルドは覆面であったが、目つきが鋭く、お金を払えば何でもできると言った。
試しに自分を助けてくれて、ギルドと引き合わせてくれた男を殺すように依頼。
すると3~4時間後に大きな袋を持って現れた。
その中には男の首が入っていた。
ラスタは我慢できず吐いた。
しかし強い罪悪感と恐怖感がありつつも、同時に高揚する気持ちがあり、喜びもあった。
そして確かにギルドの腕は良いと確信した。
ギルドにルベティ殺しを頼もうと思ったが、依頼を変更。
宝石を差し出し、”ルベティを奴隷として他国に売って欲しい”と依頼した。
夕食を食べるハインリとナビエ。
ナビエはハインリをじっと見る。
霊の幽霊騒ぎで現場を調査しているハインリを見て以来の彼との時間だった。
ナビエは、「まだ幽霊が怖いのか?」とハインリへ質問する。
「怖いがあなたがいると安心できます」と答えるハインリ。
この答えを聞いたナビエは、彼は自分への態度と他の人への態度が違うのだな…と確信したのだった。
翌日。
ハインリは前日のナビエの様子が普段と異なることが気になり考えていた。
そこへ、東大帝国へ送っていたスパイが帰国。いくつかの報告があった。
魔力が強い魔法使いから魔力を奪うと、逆に魔力が上がった事例があると報告。
ソビエシュは顔を顰めた。
優れた魔法使いは十人馬力である。増えると困るのだ。
目標としていた交戦は後ろ倒しにせざる得ないかもしれない。
側室は元魔法使いで、現在は違うが現在は宮廷魔法使いの助手。魔法アカデミーに通っていた頃には既に魔力を失っていた、名はエベリーと報告。
ハインリはそこまで聞いて、ナビエが支援していた孤児だと理解。
このまま魔法使いの魔力を奪い、エベリーの件が合わされば人為的に操作されている事実に気づくかもしれないと感じた。
そこで、スパイに一旦中断すると指示。追加で魔法使いが増えないように注視せよと命じた。
その指示に対してスパイは「失礼ながらナビエ皇后の影響か?皇后のために計画されていたことを進めづらくなるのかと心配になる」と進言。
スパイはこの判断がハインリらしくないと思っての言葉だった。
ハインリはスパイが出て行ったあとに、お前もそう思うか?とマッケナに尋ねた。
恩を仇で返すとはまさにこのこと!ギルドの行動も恐ろしいけど、殺したことに高揚できるなんて!
もはやラスタのちょっと純粋だったところは1ミリも残っていないのだな。
それでも可愛いと思っているようだけど、どうなることでしょう?
ハインリはナビエに気づかれたことにいつ気づくのかな?
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