LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
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171話 窮地
エベリーが見つかったのは大半のゲストが帰宅した後だった。久しぶりに会ったエベリーは、魔力を失って絶望した時よりは元気に見えたものの、疲れた表情に見えた。
ナビエは歓迎の挨拶もそこそこに、エベリーを見つけた騎士に彼女をどこで見つけたか質問する。エベリーはソビエシュの手配した馬車に乗ってこちらへ向かっていたが、ダルスプという西大帝国付近の森で迷っていたそうだ。
発見時、馬車の車輪の1つが落ちていて、壊れた状態だったと言う。しかし奇妙な点もあるようだ。馬車は完全に歪んで破壊されているにも関わらず、乗客は無傷であった。
ナビエはすぐに魔法使いによる”何か”を疑った。だがエベリーは魔力は失ったままだし、同乗者に魔法使いもいない。エベリーは魔力が戻ったのだろうか?と思案する。
***
歓迎が終わった後、ハインリはナビエに会いに行き、内部犯行を疑っているのかと聞く。
ナビエはその通りだと返した。これは誰かが故意にやったもの。ソビエシュは夫としては最悪だったが、皇帝としての手腕は間違いない。
車輪の故障は事前に絶対確認する詩、何なら2個は予備を用意しておくはず…車輪から最も離れた位置に座っていた人が犯人の可能性が高い、と踏んでいた。
この返事を聞いたハインリは浮かない表情。どうやらナビエがソビエシュのことを褒めたように聞こえ、嫉妬している様子。
ナビエは人がたくさんいる前でそのような表情を見せるのは良くないと狼狽えて必死にハインリは可愛いよ、などとご機嫌を取った。次第にハインリに笑顔が戻る。
ナビエは最後に、「あなたは私の過去を知っているけど、私はあなたの過去をしらないでしょう。色んな事があるだろうけど…」と告げた。
ナビエも嫉妬している(?)ことにハインリは驚きの表情を見せた。
***
ナビエが自室に帰ると侍女たちとエベリーが談笑していた。エベリーはローラに髪を編んでもらって珍しく三つ編み姿に。
エベリーは改めてお礼をする。「ナビエ陛下、騎士を寄こしてくれてありがとうございます。いつも陛下の素晴らしい支援に感謝します」と述べた。
何度も立ち上がって御礼をしようとするエベリーを必死に座らせたナビエは、彼女の話を聞く。
どうやら、ソビエシュからの贈り物を運んでいる最中で馬車が壊れてしまった。そこへ騎士が来て助けてくれたと言う。
負傷した人は誰かが助けたのか‥と考えるナビエ。エベリーに魔力が戻っているかどうかは知らなかったが、「あなたが魔法で助けたのですか?」とエベリーに質問。
しかしエベリーはその答えをせず、口を濁した。代わりに「ソビエシュからのギフトです。何が入っているかは知りません」と箱を渡してきた。
ナビエはソビエシュからの公式のギフトはもう既に2つ受け取っていた。1つはリールテアン大公を通じてもらった早馬。もう1つは確認していないが使節団が持ってきたもの。これは3つ目であった。これは『ソビエシュ』が『ナビエ』へ個人的に送ったであろうもの。確認して良いのか迷いながら、箱を開けた。
*****
東大帝国の宮中では、”アレンの連れて来た子供がラスタにそっくりであった”という話で持ち切りになっていた。
ラスタが慌てていた様子まで皆は見ていて、それを見て笑いものにしていた。もう皆、その子供はあまりにも似ていたし、ラスタの様子からラスタの子供であると疑わなかった。
ついには、『ソビエシュを騙して結婚したのではないか?』『だけどその話をソビエシュは知らず、ナビエと離婚して結婚までしたんだ』と噂になっていた。皆、『きっとアレンが過去の子供を連れてきて、皇族に入れようとしているんだ』と予想までしていた。
そして段々『第一子だけではなく、第二子も同じ父親の子供なのではないか?』という噂になっていた。あまりにも二人の子供が似ていたからだ。
その頃ラスタの元へはアレンからは人々がしきりに自宅を訪れてきて、子供を見ようとする。助けて欲しいと手紙が来たが知ったこっちゃない。彼女は自体の収拾ができず、混乱していた。
–どうも噂の背後にはパルアン侯爵がいるようだった。
以前のようにトゥアニア侯爵夫人のゴシップのような、別の話題へのすり替えも考えたが有望な話題になりそうな人もいなかった。結局、親子鑑定の話まで派生。ソビエシュは、今回の話が娘・グローリーエムとラスタの悔しい想いを晴らせるなら当然してよい、と許可した。
しかしラスタは検査を受け入れることが出来なかった。
パルアン侯爵は神殿に行くついでにしたらよいのではないか、と言うが…。
*
よかった!無事でした。
それにしても馬車の壊れ方不思議ですね。けが人が出なかったことは何よりですが…!
ところで補足ですが、エベリーは元々回復系魔法が使える魔女だったそうです(原作より)
にしても、ナビエの勘はするどい!エベリーに魔力が戻っているんですよね、だけどエベリーは言わないのはなんでだ?
進歩でしょうか?びびたるものですが、ハインリも嬉しそうです。
犬も食わないやり取りですが、ハインリからしたら大ごとだもんね。良かったね…笑
やっぱりグローリーエムの父親問題になりました。
これって大元はソビエシュが仕組んだことなのかな?親子検査したがっていたし。
そう思ったら彼の手腕はすごいですね、アレンを送り込んでアレンとの噂をもとに検査せざる得ない環境を作る…・さすがだな。
でもラスタが拒否しているようですが、どうなるんだろう?
*
この続きの172話はこちらから
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