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BE・LOVE掲載。星降る王国のニナ特別編のあらすじ(ネタバレ込みのため、注意!)・感想を紹介します。
まだ星降る王国のニナを読んだことがない方へ★
1巻は特別無料で読めるので、こちらも要チェックです!
とっても読みやすいし、主人公のニナに惹かれること、間違いなし。今とってもおすすめの必読少女漫画です!
前回までのあらすじ
今回は、65話からの番外編。
65話では、ノア王をソルが庇い、何とか声を発せる状態にまでなったところで終わりました…。
今回はそんな、ノアとソルの幼いころからのお話。

ふたりの関係性が気になってたところでこんな話が…!
星降る王国のニナ 特別編
あらすじ
場所は、ガルガダ。時はソルとノアの幼き頃。
その時はノアはまだ姫と呼ばれていて、兄が前王として統治をしている時代でした。
*
ノアは姫ながら幼いころから剣の腕の立つ存在。一方の名家・ホルト家出身の息子ソルもなかなかの腕前でトーナメント戦で優勝。
しかしソルは文官になりたいという。武人が崇められるガルガダにて「なんで?!」とノアはソルにびっくり。
*
ソルは武の腕はあるものの、昔から頭の回転が速いキレモノで発明品を考える日々。そんなソルが気になるノアなのでした。
ある日ソルが出兵すると聞き、ノアを希望。そこでノアは右目を負傷してしまう。ノアは武将として国を率いる覚悟を決めるのであった。
*
時は経ち、ノアは王に。ソルに「国を支えてほしい」と告げ、ともに手を取り合うのだった。
感想
今回の特別編…めちゃくちゃ切なくて、でもすごく温かくて、胸がぎゅっとなりました。
舞台は幼い頃のノアとソル。今とは違って「姫」と呼ばれていたノアは、隻眼ではありません。可憐な少女ながら、さすがの強さでした。ソルも大会で優勝していたりと、ふたりの原点を見せてくれるような回でした・・!
何よりも印象的だったのは、ソルの「文官になりたい」という夢。そのための手段として武道をしているのだと。

さすがのスマートさ!
それを聞いたノアの驚く姿、思わず「わかる〜」って笑ってしまいました。ガルガダってバリバリの武人国家だし、強いことが一番って空気の中で、ソルの志はほんとに異色なんだろうなって。
でも、その“異質さ”がソルの魅力でもあって、彼の頭の良さとか、発明に夢中になる姿とか…もう、子どもの頃から「ソルってソルだったんだなぁ」って思わせてくれる描写が素敵でした。
そして、そのソルに惹かれていくノアの様子も、とても自然で切なかったです。彼のそばにいたいって、言葉にするでもなく、でも気づいたら目で追ってる感じ?
自分の役目も、自分の立場もちゃんとわかってるからこそ、余計にソルへの想いを大事に胸にしまっているようなシーンもあった。いつもどこかで、ノアは自分の立場を覚悟してたのかなって思うと、胸が痛くなります。
それから右目を負傷するシーン。(痛そう)その後、めちゃくちゃ強い決意を感じました。王女としてじゃなくて、ひとりの戦う人間として、この国を背負っていくっていう覚悟。

ソルの存在があったからこそ、覚悟を固められたのかもしれませんよね
そして最後の場面。王となったノアが、ソルに「国を支えてほしい」と言うシーン。もう、静かに感情が溢れました…!
「好き」って言葉は交わされないけど、2人の間に流れているものは、恋を超える深い絆と愛情で、読んでいるこちらも胸がいっぱいになります。
でも、その後のソルとノア王の関係性を思い出すと…切ないですよね。
ノアはきっと今でもソルが好きだと思うんです。
けど、それを言葉にすることも、自分の願いを押しつけることもせずに、王としての道を選び続けている。ソルもソルで、その想いに気づいていたのかいなかったのか…それすらもそっと包み込むような描き方が、本当に優しくて残酷で、美しいなと思いました。
この特別編は、ふたりの“始まり”と“約束”を静かに描くような1話で、派手な展開はないけれど、読後にじわっと心が温かくなる余韻の残るお話でした。

もう一度、ソルとノアの関係を振り返りながら、本編を読み返したくなりました。
*
ぜひ二人の話をBeLoveで読んでみてください。ノアって憎めない王様ですね。
最新刊は16巻です。最新話はぜひBeLoveで💛

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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