LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
124話 とても重要な問題
ラスタは彼女が陛下のゲストであったということにとても驚いた。
何のためのゲストかラント男爵に尋ねたが彼も知らないようだった。
実はラント男爵自身もなぜ彼女をソビエシュは呼んだのか疑問に思っていたのだ。
彼はエベリーのラスタに対する態度が良くないと思っていたので、何とか謝罪させようとした。
しかしエベリーは断固として謝罪しなかった。
*****
ソビエシュはエベリーを待ち構えていた。
エベリーはソビエシュに初めて会った。彼女は一度、ソビエシュのカッコよさに圧倒されたものの、すぐに前の態度に戻った。
彼は、自分の大好きな前皇后ナビエを排斥した人間であり、憎い相手だった。
エベリーは呼ばれた理由を2つ推測していた。
1.ナビエが魔力を失った自分を後援したことで責任を問われ排斥された。今度は自分も責任を問われる。
2.2人目の側室になる。
ソビエシュは笑って全てどちらも否定し、エベリーを呼んだ理由を伝えた。
「魔力を失ってしまったが賢いエベリーを後援したい。魔法を研究する研究者が助手を求めているので、あなたはを推薦したい。」と。
その話を了承したエベリー。
余った時間をメイドとして過ごすことを志願し、南宮に滞在することとなった。
*****
エベリーが南宮に移送されたことは瞬く間に噂として広まった。
当然ラスタの耳にも入った。
ラスタはソビエシュが赤ちゃんが生まれるのに、もう新たな側室を考えているのだと勘違いした。
しかもそれは、例の自分に対して失礼だった女だと言う。
怒ったラスタはヴェルディ子爵夫人を呼びつける。
2つ依頼を命じる。
・囚人の子供たちの中で、親との仲が良い、家が裕福な子女を数名探してくる。
今、ラスタのメイドは一人しかいないし、複数人欲しいと考えたからだった。
そして、そのうちの一人はエベリーに送ろうと考えていた。(多分刺客として)
・男性貴族へティーパーティーの招待状を送付する。
皇后としては慕われていないが、女として男性貴族に愛されようと考えていたからだった。
*****
所変わって西大帝国。トロビー侯爵夫妻(ナビエ両親)が宮殿を訪ねると、そこにはマッケナが待ち構えていた。
彼は自分がハインリの首席秘書だと説明する。普通従者が迎えるのでそれに驚くトロビー侯爵夫妻。
そして二人はゲストの部屋である、星の部屋へ案内される。その部屋の豪華さに再び驚いた。
しかし更に驚いたのは、部屋の豪華さに負けず劣らず、ハインリが華やかであることだった。
ハインリは「ようこそ、お義父様、お義母様」と親しみを込めて挨拶をする。
それに対して礼儀正しく挨拶を返す夫妻。その姿を見たハインリは、二人とナビエはよく似ているなと思ったのだった。
*****
ナビエは宮殿の人員の配置や仕事、キャリア、評価を調査し、一日がとても早く過ぎていた。
これは全ての基本となる情報なので、なるべく早く終わらせたい仕事だった。
そこで、遠方から両親が訪ねてきていることを知る。
会いに行ってよいかと確認すると、今はハインリと両親だけで話をしたいことがあるからダメだとローズに止められる。
予想しなかった言葉に驚くナビエ。何の話をしているのかとても気になった。
マスタースは東大帝国の弱点を聞いているに決まっていると言う。ローラもしばらく考えて、ハインリは軽く見られるが無駄な話はしない人だから…と言った。
*****
…その頃。
確かにハインリはトロビー侯爵夫妻は話し込んでいた。
しかし夫妻は困惑していた。
なぜならハインリが「ナビエが何が好きか教えて欲しい」と言うからだった。
125話 同時の謁見
歓迎の挨拶が終わったところで、ハインリはナビエのところに向かいましょう、と2人に言った。
するとトロビー侯爵夫人はハインリに、「できればナビエのいないところで話をしたいのですが…」と言う。
その話とは、「娘をよろしくお願いします」だった。
トロビー侯爵夫妻はもちろんコーシャルのことも心配していたが、彼の問題はハインリにお願いすることではない。
しかし結婚生活は違う。夫婦どちらかに問題があるとうまく行かないと思っていた。
ハインリは皇帝であり普通の子供の婿では無い。そのような話をしていよいのか分からないとも考えたが、恥を忍んで伝えたのだった。
二人は東大帝国に忠誠心があったので帰化はできなかったが、二人の子供を愛しているからこその話であった。
しかし夫人の予想に反して、ハインリは笑って答える。
「そんなのは当然のことです。ナビエを愛しています。正確には片思いですが。」
と言い、安心するように、と伝えた。
ハインリはこの話は以前もしたが、信じられていないのかと思った。
おそらく、ソビエシュとの結婚、離婚が話の背景にあるだろうと思い、不信感を払しょくするには行動するしかないと考えた。
ハインリは追加でナビエのことを色々質問。
子供の頃の話、鳥が好きかどうか、昔の肖像画は無いか、自分の話をしていないか…
二人はそれに誠意を持って答えた。
しかし大きな犬を飼っていた時の話になって言葉に詰まった。ハインリが金色の毛だったその犬によく似ていたからだった。
不思議そうな顔をするハインリに思わず笑う二人だった。
*****
夜。4人で夕食をとったが、ナビエの父は泣き始め、宥める母も感情が高ぶっているようだった。
そんな二人の様子を見れただけでも良かったと思うナビエだった。
*****
ナビエはハインリに両親と何の話をしたのか?とハインリに聞いた。
しかしハインリは、二人と義理があるから明かせないと言う。
…と、ハインリはいつまで本を見ているのか?と聞いてきた。
ナビエは仕事のための資料を読みたかったので、ハインリに先に寝るように言う。
ハインリはため息をついて、ナビエに近寄り、ふくらはぎにキスをした。
さらに手首に、額に…とキスをしてくるので、本を読むことを諦めるナビエだった。
*****
ハインリと朝食を取ったナビエ。
部屋に戻ると風呂の用意をしてローラが待っていた。
ナビエは今日は風呂の世話をしなくて良いと伝える。あちこちにキスの跡があったからだ。
そして、ハインリのこのような行動も鳥の習性なんだろうか?と考える。でもそんなことは聞けないし…と思い、考えるだけで恥ずかしくてのぼせそうになっていた。
そこへジュベール伯爵夫人が訪ねて来たので、急いで風呂から上がったのだった。
*****
ラスタのメイドであったデリスの兄・ジョアンソンは落ち着かない様子だった。
これまで頻繫に手紙を寄こしていた妹から近頃連絡がない。
近くの宮殿でメイドをしているのになぜだろうか。今までにこのようなことは無かった。
彼は心配になり宮殿を訪ねることにした。
***
ジョアンソンは記者だったので、宮殿へもすんなり入ることができた。
官吏に依頼し、妹・デリスの事を調べてもらうことにした。
すると官吏は、デリスは既に退職済みだと言う。
そんなはずはないと問い詰めたが、答えは同じだった。
デリスはメイドが二人だけだと言っていた。
なので、忙しいのかと思ったがやはりデリスの姿は見えなかった。
何かあると勘付くジョアンソン。
謁見に行き、直接皇后と話をしようと考えた。
*****
謁見当日、ジョアンソンは長い行列の中で順番を待っていたが、中々列が進まなかった。
ジョアンソンの前には、大きな帽子をかぶった赤ちゃんと男性が並んでいた。
そして順番が進んだ。ついに、前にいた赤ちゃん連れの男性がソビエシュとラスタと謁見。
すると、赤ちゃんを見たラスタの顔がとてもこわばっているのが目についた。
男性はラスタに向かって、「この赤ちゃんは生まれてから一度も母親に抱いてもらった事が無いので、皇后陛下に抱いて欲しい」と言う。
しかしラスタは身動きをしない。周囲がざわめき始めていた。
そりゃ、ラスタは心配になりますよね。自分も元々浮気から始まった恋だし、新たな側室が来たらたまったもんじゃない。
でも、それなら自分も男性を囲おうなんて、根性ずぶとすぎないか?と思って笑いました。
そして物語が面白くなってきた。
この後のキーパーソンになりそうな、エベリー&ジョアンソンの動きに注目!
この続きの126話はこちらから
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