LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
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152話 奪われた赤ちゃん
ナビエの夢は鮮明すぎて、とても奇妙なものだった。
疲れたので再度横になり、再度寝たが、今回は赤ちゃんの鳥もクイーンも登場しなかった。
起きたらすでに夕方だった。その日の夕方ハインリと一緒に食事を取ったら、奇妙なことにナビエが見た夢と同じようにヒナが出てくる夢を見たと言う。
ハインリに自分が見た夢にもヒナが出て来たと伝えると、予知夢ではというハインリ。
一説では、夫婦が同じ夢を見ると赤ちゃんを授かるという話があると言う。
「ばかげている!」というナビエ。しかも最近生理が来たばかりだった。いずれにせよ、2,3週のうちにまた生理が来るはずだから、結果は分かるであろう。
それでもハインリは希望的観測を持っていた。期待する人が失望する姿は見たくないと思うナビエ。ハインリが診察を受けるように進めてきた。そもそも、ナビエが働きづめだから、もし少しでも可能性があるなら早めに気づくべきだと思っているのだと言う。妊娠でなくとも、もっと休息をとるべきですよ、と。
「あまり期待しないで欲しい」とハインリに伝え、診察を受けることにした。
翌日、すぐにハインリは医者を呼んできた。
ナビエは期待せず仕事の事を考えながら、診察を受けた。
一方の東大帝国。「ようやく得られたお子が女の子だなんて…」とカルル侯爵は落胆していた。彼の表情は失望に満ちていた。
赤ちゃんの外見はとても美しかった。瞳は黒く、目鼻立ちははっきりしていた。ラスタにそっくりの髪色だった。
しかし、ソビエシュに必要なのは美しい子供ではなく、健康で正当な後継者だった。
カルル侯爵は生まれた赤ちゃんを抱き続けるソビエシュに対し、”早くラスタと離婚して、新しい皇后を迎えるように”と、進言したがソビエシュは首を縦に振らなかった。
カルル侯爵はそれでも生まれた姫は姫のままではないか!と言ったが、ソビエシュは首を振らない。
新しい皇后とその赤ちゃんの立場を心配し、そうはしたくないと言う。代わりにラスタを廃位し、この子を後継者にしたいと考えていると言う。
カルル侯爵は真っ向から反対。帝国の歴史で女性皇帝は一人もいなかった。
ソビエシュは最初の女性皇帝にしよう、そこから歴史は始まる…と言い引かない。
赤ちゃんの名前を『グローリーエム』とつけた。世界中の栄光がこの子に降り注ぐようにという意味だった。
すでに反発を気にするカルル侯爵。ソビエシュはすぐにこの話を公にするつもりはなく、ゆっくり準備するつもりだと言う。
最高の講師をつけ、政務と実務を教え、優秀な子に育てようと決めていた。
彼女をささえるには魔法使いが必要だと思ったが、数が減少してきている。何とかしてその問題は早く解決しなければならないと再度思った。
やる事が多いが、この赤ちゃんのために何とかやり遂げようと誓った。
カルル侯爵は「ラスタにこの件を知らせないのか」と聞くが、ソビエシュは「絶対に知らせない」と返事をしたのだった。
ラスタの体調が回復した後、ソビエシュは赤ちゃんの誕生を祝う宴を三日三晩行った。
あらかじめ招待を受けた貴族や外国の貴賓が集まりたくさんのプレゼントを持って訪ねて来た。
来客たちは皆ラスタそっくりの美しい姫に感服し、賞賛の言葉を述べた。
ソビエシュは片時も赤ちゃんを話そうとしなかった。それを傍らのソファーに腰かけて見守るラスタ。
ラスタがが赤ちゃんと会ったのは出産後たった3回のみであった。
人々はひそひそと、あの手形の事件で…と言っている。ラスタ自身もその件でソビエシュが自分に壁を作っていると感じていた。
ラスタは赤ちゃんの祝福ムードの茅の外だった。
わーい!わーい!
たのしみだな~!ハインリ&ナビエの子だったら絶対に美男か美女ですね。期待大!
そんなことを考えているんですね。いいのかな、ラスタの血が入っているけど…結婚に懲りたのかな。
でもラスタが生きている限りその話を聞きつけよからぬことをするだろうと思うのは私だけじゃないはず。
早くもラスタはお役御免?で茅の外。出産して3回っていうのはちょっとかわいそうすぎるけど、今までしでかしたことが問題すぎて、自業自得ですね。
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