LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
175話 ギフト
「依頼したのはイスクア子爵夫妻なのですか?」ナビエはマッケナから聞いた犯人の名前に驚きを隠せなかった。
しかもマッケナによれば、莫大な金額で、エベリーを狙って馬車の事故を依頼したと言う。
ナビエはこの話には、犯人とエベリーの繋がりが分からずかなり疑問だった。
***
ナビエはこの事実をエベリーに伝えた。するとエベリーは不機嫌になる。しかも、ナビエが驚いたこととは裏腹に、心当たりがあるような、納得と言うそぶりを見せた。
エベリーは”誤解しないで欲しい”と前置きした上で、イスクア子爵夫妻との現在のいざこざを伝える。
・彼らはエベリーをソビエシュの第二の側室だと誤解している。
・だけど彼らはラスタの親なのでエベリーを嫌っている。
・そもそも側室だと勘違いされたのは、ソビエシュがエベリーを南宮に招き、宮廷魔法使いの助手として雇ってくれたから。
この話を聞いて、ソビエシュがそんなことをするとは…と意外に思う。
しかしラスタのいじめが気になったナビエはエベリーのことを心配し「いっそ、西大帝国に来てはどうか?」と提案する。エベリーにとっては難しい提案だとは分かっていたが、予想通り彼女は断った。
今までのナビエへの感謝を伝え、今宮廷魔法使いの下で勉強をし、いつかナビエに仕えたいと言う。いつかナビエが自分を必要とする時が来たら、他の国にいたとしても必ず来る。それまでイスクア子爵夫妻に何をされようが問題無い、と答えたのだった。
***
エベリーは遅れてパーティーに到着したものの数日の滞在ですぐに西大帝国を去った。
イスクア子爵夫妻の手先となり馬車を破壊した犯人は、東大帝国に帰ったらソビエシュの手で処罰されるだろう。敢えて西大帝国では処罰しなかった。
ナビエはソビエシュに手紙を書いた。イスクア子爵夫妻がエベリーを狙って事故を起こしたことに関してだ。
これを彼が信じるかは分からない。先日の自分との離婚に関して後悔しているという話が嘘ではない場合は気にしてきちんと見てくれるだろう。
そして妊娠祝賀会の最後のお客が帰った後、西大帝国はいよいよハインリの誕生祝のムード一色になった。
***
ハインリの誕生日の前日。ナビエは結局みんなから聞いたプレゼントの意見から選ぶことができず、いくつかのプレゼントを用意して、彼に選んでもらうことにした。
それぞれ意見を聞いて準備したものだとハインリに伝えて、遊び心で選んでもらえば喜ぶだろうと思っていた。(下着が出たら、それはそれで…と考えていた)
それなのに、いざその日の夜になると急にハインリは”クイーンに欲しいものがある”と言ってきた。これにはナビエはがっかり。一応、今からでも準備できるものですか?と聞くことにした。
すると彼は「ソビエシュ皇帝がナビエに渡した、妖精の涙の宝石をください。宝石には罪がないでしょう?」と言う。
これには困惑して言葉を失うナビエ。
しかし、よく考えればソビエシュも自分のリングをラスタに渡そうとしたことがあった。結局渡さなかったが。
ということで、最終的にハインリに宝石を渡すことにした。
***
誕生日は朝から忙しかった。宮廷内には絶えず人が行き来し、プレゼントが運び込まれ、各国から馬車の来賓があった。人々は楽しく笑って過ごしていた。
しかしその中で浮かない顔の一行が3組があった。
ホワイトモンドからの使節団。ジュメンシア老侯爵の息子夫婦。ソビエシュの秘書であるフィルオ伯爵だ。
ホワイトモンド使節団はまだ仕方ないにしても、ジュメンシア老侯爵側の人間をなぜ招待したのか。ナビエはハインリの気がしれなかった。
そこに妖精の涙を身につけたハインリが登場。その姿を見たフィルオ伯爵の表情は非常に暗くなった。
**
ハインリは各国から来た大使やリールテアン大公の挨拶にと忙しい。すると、ホワイトモンドの使節団がナビエに近寄ってきた。
ナビエは来場とプレゼントの感謝を伝える。と同時に、ホワイトモンド側で西大帝国の大使が突然拘束されたことについて、苦言を呈した。
大使は急に顔色が悪くなり、そのことを詫びる。またその件はすぐにハインリにも詫びに入ったがまだ和解の道筋が見いだせていないそうだ。
それに対して大使はナビエにぜひ仲裁に入って欲しいと願い出た。
加えて大使は、「妊娠祝賀会に来られなったため、赤ちゃんへのプレゼントを渡したい」と言い、ナビエへ書類を手渡す。
そこには2隻の船(軍艦と貿易船)の権利を渡すと書かれていた。
*
今回は西大帝国のターンでした。
読者はこれまでのエベリーへの仕打ちを見ているので全く驚きませんね。
さあ、この後ソビエシュがどのように処罰してくれるのかが見ものです。
エベリー、魔法使いの助手業務も、いつかナビエの役に立つため、とは義理堅い子!
あんなにナビエがプレゼントに悩んでいたのにwww
結局それになるんですか!
でもプレゼントすら外交の手段(ソビエシュへの当てつけ)にするとは、さすがハインリです。
ハインリがホワイトモンドを許していないのは、何か裏がありそうですね。どうも大使の拘束も何等かのいきちがいがあるっぽかった(原作読んでのニュアンスw)
外交の都合かな?
そして、それを打開すべくナビエへ船を差し出す小国…凄い財力。
さすが港を持っている国ですね~。
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