LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
180話 愛
ソビエシュの顔が固まった。目がうつろだ。雰囲気は険悪そのものだった。
ラスタはそんなはずはない!と叫ぶ。ソビエシュは微動だにしなかったが、ラスタの声に我を取り戻し、「これ以上会話をしたくない」と言った。
ソビエシュは拳を握りしめていたが、怒りで震えていた。彼があんなに愛していた娘である姫が、彼と血のつながりがないということを辛いと感じるのは、見ている誰もが思うことだった。
検査のために血を抜かれた娘はずっと泣いていた。
ソビエシュは力なくカルル侯爵に告げる。「例の奴を呼んで来い」と。
そこに現れたのはアレンだった。これを見ていた人がざわざわする。ラスタは荒れんがいることに仰天して「陛下!」と叫んだ。
ソビエシュは姫がアレンとラスタの子供ではないか、再度検査すると言う。
ラスタはこれに猛反発。姫はラスタとソビエシュの子で違いない、再度検査するべきだと言い張る。しかし、ソビエシュは再度検査して「親子ではない!」と言われることが耐えられなかった。そんな恥辱はもう十分だった。
嫌がるアレンとラスタの血を無理やり抜いて、混ぜ、液体を追加。そして再度娘である姫の血を混ぜた。
すると結果が出る。今度は何と澄んだ色に変わった。
「ラスタとアレンと娘は親子である!」と神官が叫んだ。
見ていた人はソビエシュがラスタに騙されたのだと同情する。ラスタはそんなことはない!と悲鳴を上げた。
「絶対にない!陛下を置いてアレンと赤ちゃんを設けることは無い!姫は陛下の可愛い唯一の娘ですよ!」と叫んだが、その言葉は誰の心にも届かなかった。
その様子を見ていた貴族たちはラスタはとんでもないウソつきだと口々に語る。
そして少し離れた場所で見ていたジョアンソンもこの様子を記事に書き起こしていた。
人々は英雄を好むのと同時に嫉妬する。ラスタに関してもそうだった。すでにジョアンソンによるいくつかの記事でラスタの評価は地に落ちている。国民の高かった期待と信頼は憎しみの感情に変わっていた。ジョアンソン自身の妹もなお行方胃不明だ。彼はラスタを憎む代表的な国民の一人だった。
「陛下、本当に私はグローリーエム姫と何も関係がありません!」アレンはそう叫んだが、騎士に取り押さえられた。ソビエシュは容赦なくかれを断罪したのだった。
そこへ予期せぬ人物の声がする。
「結果は全てわかりましたか」エルギ公爵の声だった。
*****
その頃の西大帝国。
シャレット姫の予期しない話を聞いた後、ナビエはハインリと二人で庭を散歩していた。
ハインリは驚いたそうだ。「しかも、クイーンがとても起こった顔で入ってきたでしょう?」と言う。
それは、シャレット姫がハインリの側室を希望しているのだと誤解していたからだった。
ナビエは急に恥ずかしくなり、シャレット姫にも申し訳なく思った。穴があったら入りたい気持ちだった。
それと同時に、自分がこんなにもハインリのことを愛しているのだとようやく気付くことができた。
ハインリとは距離を保ち、愛しすぎないことを意識して冷静でいようと務めていた。それも、できないことがよく分かったのだった。
しかしハインリは、ナビエはコーシャルへの結婚要望に驚いたと思っている様子。気づかないハインリに対して、ナビエはやきもきする。
「そうではなく、あなたが私を愛してるのと同じように、私もあなたを…」と言おうとして、言えなかった。ハインリの紫の瞳に捕らえられ、ドキッとしてしまったからだ。
「シャレット姫の話は兄に聞いてみましょう」とささっと話を変えるナビエだった。
*
続く。
東大帝国の話1つ。西大帝国の話1つでしたね。内容は薄かったです。
さすがに読者もそんなわけなかろうと思ってしまうのですが…
ソビエシュはなぜすぐに信じてしまうのでしょうか。賢帝と呼ばれる冷静な皇帝だったらそんなの信じないでしょう。
ちょっとはラスタの事を愛していただろうに。なんで急にここまで変わるのか。
(とか書きつつ、全部はこれまでのラスタのしてきたことのせいだよね。それでソビエシュもおかしくなったんだし…)
原作の挿絵では、その手にラスタとアレンの最初の子供を抱えていましたよ。
さあ、彼はなんで出て来たのか?
これに関しては一言。
遅いよ!でもよかった。
それだけソビエシュとのことに傷ついていたんだよね。
で、コーシャルとシャレット姫の話はどうなるのか進展がありませんでした。
ここは次回かな?
*
この続きの181話はこちらから
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
押してくれると喜びますー!
にほんブログ村
前回…
親子検査には両親の血が必要。二人の血と特殊な液体に混ぜる。そこに、採取した姫の血をまぜる。
これで、血の色が消えたらOK。消えなければ、二人の子供ではないということだそうだ。
と書かれていたのですが…
血の色が消えなかったのに、アレンと親子??なのでしょうか?
コメント拝見するまで私の間違いに気づいていませんでした、ありがとうございます。
再度原作読んだところ180話は、澄んだ色に変わった、が正しい表記でした。
なので、アレンと親子で正しいです。誤りが多く申し訳ありません。