LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
156話 ラスタの実父
ハインリは戸惑った顔で「自分のことを知りたくなったのか?」とナビエに返事をする。
ナビエは子供は親に似るというから、準備のためにあなたの子供時代のことが知りたくなったのだ、と返す。
子供がナビエ自身に似たら育てやすいだろうと思っていた。(自分は親の言葉をよく聞く子供だったから)ハインリの場合は、陽気でイタズラ好き?成人した今でも…いや、子供の頃はどうだったであろうか、と考えた。
ハインリは親に似るという意見は同意できない…とした上で自分の子供時代のことはよく覚えていないと言った。マッケナをあちこち連れて回ったとも言う。
ナビエはハインリに「あなたの子供時代に似たらどう思いますか?」と質問したところ、ハインリは「そんな中傷のようなことを…」と苦笑いしたのだった。
*****
妊娠後はマッケナはさらに忙しくなり、ナビエは自分の時間ができた。しかしナビエは何をしたらよいか分からないでいた。(これがナビエの欠点でもある)
余った時間でいつも考えないような、子供の性格について思いを巡らせ、結局マッケナのところへ出向き、ハインリの子供時代について聞くことにした。
明らかに言いたくなさそうな(面倒そうな)顔をマッケナはしたが午後8時に再度会って話をする約束をした。
*****
午後8時。ナビエはマスタースを連れてマッケナの元を訪ねた。
マッケナはハインリの肖像画を持って現れた。肖像画のハインリは7~8歳。不機嫌顔だったがとてもかわいらしかった。
他にも、5~6歳の時のものもあったが、こちらも不機嫌な顔だった。ふとナビエは、”いとこであるマッケナがこんなにも多くの肖像画をなぜ持っているのか?”と疑問に思った。
マッケナに聞くと、そもそも肖像画はハインリの母がハインリへの罰を与えるタイミングで書いたものだそうだ。(悪い事をした時の罰)
12歳の時にその肖像画をハインリが廃棄しようとしたので、ハインリの母がマッケナに託したのだと言う。
それを聞いたナビエはやっぱり”厄介者だったのか…”と思いつつ、子供が似たら大変だなと感じていた。
と、マッケナがハインリの子供の頃のエピソードを紹介してくれようとしたタイミングで、扉がノックされたー…
*****
ラスタは南宮からエルギ公爵の元へ向かって歩いていた。ラスタが通ると周囲の貴族がくすくすと笑っていた。皇帝のラスタに対するラスタへの態度の変貌は誰もが知るところになっていたが、もはや誰も同情しなかった。
ラスタは怒りで拳をぎゅっと握った。気にしないと心に決め、胸を張ってエルギ公爵へ会いに行った。しかし扉をノックした後、扉の前でうずくまってしまった。
エルギ公爵はロテシュ子爵と異なりすでに東宮で皇帝とラスタの間に起こった事態を知っていたが、暖かく迎え入れた。ラスタには皇帝との問題があるが、自分がいるではありませんか、とラスタを慰めた。
ラスタは安心して「自分の実父がラスタの元を訪ねてきた。多分金目的だ、陛下は助けてくれないだろう」と伝える。「一度や二度で済まないかもしれない。」とも告げた。
エルギ公爵はそんなこと…と言いながら、スッと莫大な金額の小切手を差し出した。それはラスタも驚くような額だった。
ラスタ自身は小切手詐欺の疑いの話もあり躊躇したが、エルギ公爵は気にしなくて良いと言ってきたので快く受け取ることにした。
「友達だから」というエルギ公爵に対して、ラスタはあなたが言った港の見える町を準備できるように頑張る、と答えたのだった。
*****
エルギ公爵は酒場にいた。
遠くからでも彼は目立っていたし、誰が見ても王族の風格であった。その彼へ躊躇せず話しかけた人物こそ、ラスタの実父と思しき男であった。
男はエルギ公爵に対し「私の娘を見つけてくれてありがとう」と言う。
「何のことだ?」と返すエルギ公爵だったが、口元は笑っていた。
男は「ロテシュ子爵が自分に声をかけてきたがこれもエルギ公爵の差し金であろう?目的は何か?金か?この事実を黙っていて欲しくば、金を出せ」といってきた。
エルギ公爵は様々なクズにあってきたがこれほどまでに見事なクズは中々いないと感心した。そして彼の頭を掴み、壁にたたきつける。
驚く男。彼はエルギ公爵の表情に恐れ慄いて、本当にこんな人間が貴族なのかと疑う。そして、殺されると思いこれ以上何も言わないと黙っていると約束してしまった。
手を放した去り際に、「娘は皇后だぞ、いいのか!」と叫んでいた。その声を聞きながら、エルギ公爵は酒場を後にした。
親に子供が似るのは当然だと思うけど…なんでそんな拒否するのでしょうか?
でも、ナビエの思うとおりハインリはいたずらっ子で育てるのが難しそうな子供ですね。
逆にナビエに似たら本当に素直で冷静な育てやすい子になりそう…
原作に5~6歳のハインリが挿絵画像として掲載されていました。
※もし見たかったらこちらからどうぞ(注意:LINE登録必要です。&韓国語です)
本当に天使のようにかわいく、愛らしいハインリを見ることができます。まあ、想像にたがわないですね(笑)
捨てようとしたというエピソードはちょっと…
きっとずっと美男子だったんだろうな~。
なんと!ラスタの実父が突然訪ねて来たのはどうもエルギ公爵が噛んでいそうです。
彼の行動の真の目的の意図はまだわかりませんが、これも海の見える領地をゲットするための布石でしょうか…?
さあ、次回はいよいよ最低な実父とラスタの対面(笑)ある意味楽しみです。
この続きの157話はこちらから。
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