LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
182話 誰とどう生きるのか
マスタースはすぐに、なぜ私がコーシャル様の結婚にショックを受けるのですか?と反論してきたが、その声はとても高く、怒鳴り声のようにも聞こえた。
ナビエはマスタースに大丈夫かと質問する。
確かにマスタースはナビエのことを案じて二人で体に良い食べ物などを用意してくれた。彼女が兄のことを好きだとは考えて見なかったが、聞けばきっと否定するだろう。(ますたーすのことだから)
その様子を後ろで見ていたローズは怪しいと言い、確かに二人は性格だけで考えたら合いそうだ…と言っていた。
ナビエに、もしマスタースがコーシャルのことを好いていたらどのようにするつもりかと質問してきた。
ナビエは兄の気持ちが最優先だと回答。
しかし本音では、兄の長所と短所が明確なところを悩んでいた。カッとした時も、シャレット姫ならうまく制御できるだろうと思ったがその短気なところが、姫の夫という立場でも無いかが気にかかっていた。
逆にマスタースとくっついたら、二人とも剣の話は合うだろうが、カッとしたときにどちらもぶつかり合って大事故に繋がるのではないかと心配になった。
とにかく、自分の出る幕ではないと思い、まず兄に確認しようと考えた。
***
夕方、兄にシャレット姫についてまず質問をしてみた。兄はすでに話を聞いていた。
すると結婚には興味が無いが、一家や国として、姫と結婚するのが利点になるならそのようにしたいと言う。
それは窮屈に当たらないかと兄を案じるナビエ。
コーシャルは「確かに窮屈だが、これまでナビエに迷惑をかけてきた御礼として、家や両親の役に立ちたい。結婚したら相手の国に住むだろうから、甥か姪にすぐに会いに行けないことが悩みだが」と言った。
ナビエは兄のその言葉に少し感動して思わず黙ってしまった。
***
兄が去った後、部屋にハインリが入ってきた。
ハインリは赤ちゃんが自分にキスして欲しいと言っているよなどと言って、ナビエにキスしてきた。
ナビエが愛の告白をしてから、より大胆さを増すハインリに対して、まだナビエは恥ずかしい気持ちがあったのだった。
***
ハインリはナビエがいつから自分を好きだったのかと質問。ナビエは教えないと拒んだが、引かないハインリ。
答えにくいのでわざわざ避けるのか?とハインリが聞くと、ナビエは「そうだ、いつからか分からない」と答えた。
逆にハインリはいつから自分のことが好きだったのかと聞くと、彼もまた同じく分からないと言う。
だけど3つ確実な”初めて”のポイントがあったそうだ。
① 嘘を初めてついた女性だったこと(ちょっと訳が間違っているかもしれません・・・)
② お尻を叩く女性も初めてだったこと
③ 自分に虫を与えてきた女性も初めてだったこと
ナビエはまたハインリが適当なことを言っていると笑った。
彼と同じく、そのようなことを男性にしたのも初めてだったと返しておいた。
ハインリはこれに「我々は運命的ですね」と返したのだった。
我慢できずに二人でこの話を笑いあったのだった。
**
暗い足元が見えずにぐらついたナビエをすぐにハインリは支えた。ついでに手を伸ばして自分にもたれかからせる。これは意図的だったようだが、彼の鼓動が聞こえた。
優しい鼓動と夜の草の香り、澄んだ空気が混じって、幸せを全身で感じるナビエだった。
そう…他方、自分を捨てた夫ソビエシュは今も元気だろうか、と少し頭をよぎったのだった。
*****
そのソビエシュは不幸の真っただ中だった。
彼は自分の子供ではないグローリーエム姫をそばに置くことはできないと決めた。しかしすぐに追い出すことはできず、ヴェルディ子爵夫人とともに、別室ですごすように措置をした。
しかし実子でないと分かってからも、彼が愛した時間や心は急に消えることは無く、姫が寝ていたクレードルを見るたびに寂しくなったのだった。
彼は自分がどこで間違ったのだろうかと必死に考えた。
彼に、張り裂けそうな気持ちを共有できる人は周りにいなかった。カルル侯爵は近くにいても忠実な秘書でしかなかった。
今は遠い異国にいる元妻ナビエ。かつて彼女は親友でもあり、こういう気持ちを分け合っていたのだった。
壁にかけたナビエの肖像画を見て思わず「何もかも間違っていたのかもしれない」と呟き、絵にもたれかかったのだった。
ふと以前のナビエとともに夕食をしていた際のことを思い出す。
彼女の忠告を聞かず、ラスタの話であると分かった途端に話を遮ってしまった。そのことをとても悔やんだ。その時話を聞いていれば何か違ったのだろうか…と。
***
ソビエシュ以上にラスタは不幸を感じていた。
神殿から帰った翌日、ラスタはエルギ公爵への疑問だらけになっていた。
昨日は驚きのあまり正しく表現できなかったが、改めて考えると悔しい気持ちが込み上げていた。
なぜ彼が突然アレンの子を抱えて現れたのか。なぜグローリーエム姫がアレンの子供として扱われたのか…。この話はすぐに町中に広まり、人々の噂と嘲笑の的となった。
ラスタはグローリーエム姫を見つけようとしたが、メイドに聞いてもヴェルディ子爵夫人が連れているということ以上教えてくれなかった。
それどころかメイドは、「自分はこれ以上知らないので、自分で直接部屋に行けば」というような失礼な態度を取ってきた。騎士にも失礼な態度を取られ、それらはラスタの自尊心が傷つけられた。
メイドたちは当初はラスタを心から慕っていたが、メイド仲間の一人の親を殺したという話で脅し(実際は嘘だが)刑務所に閉じ込めたことを引き金にその気持ちが尊敬から畏怖に変わった。その後続けざまにラスタの悪い話が聞こえ、渋々仕事をするようになっていた。
それでも姫がいるならと仕事をしていたが、その姫さえも、陛下の子でもなかった。ラスタは時期に追い出されるだろう。メイドたちはそうなるともはや、ラスタに従順にする意味はないと考えていたのだった。
メイドは「陛下を騙していたなんて、托卵をするカッコウの子ですね。姫ですらない」と口にすると、ラスタは激怒。メイドのすねを蹴った。
ラスタは「まだ自分は皇后であり、お前をどうすることもできる」と言い放った。二人はさらに口げんかになり、殴り合いの喧嘩になった。
メイドがラスタの身体をドアに打ち付けたところで、ドアが開く。そこにはエルギ公爵がいた。彼が突然現れたラスタをサッと支えた。
ラスタはぼんやりと彼を見上げたが、すぐに昨日のことを思い出し、寂しさと怒りと心配が込み上げてきて、手が震えたのだった。
*
続く。
ナビエはコーシャルの気持ちを確認することにしたようです。
それが第一だと…。さすが、ナビエは妃の鑑ですね。
しかしコーシャルもさすが。これまでの心配を恩返ししたいと…。
マスタースとくっつく未来はないのかな~💦二人がくっつくと面白そうだし、残念。
どうなるのか今後に期待。
やっぱりソビエシュも人の子!!!一度可愛がっていた子供を急に追い出すなんてできないよね。
グローリーエムはどうなってもこの後修羅の道だよ…
若干0歳にして、本当に可哀相すぎる。どうか、ヴェルディ子爵夫人が救ってくれることを祈る。
全く関係ないのにヴェルディ子爵夫人もいい迷惑だけどさ。
いや、読者である私も真意について混乱中。
東大帝国の刺客であろうことは、以前のハインリとのやり取りの回で推測出来ましたが…ラスタの子供を持って神殿で姿を見せる必要あったのか??
正直アレンとの子供のことはどうでもよかったような気がするんだが…
グローリーエムと似ていることで、”アレンとの子である姫”という印象を決定的にしたかったから…とか?
そんなことしなくても、神殿でアレンとの子!という決定がでれば十分な気もするんだけどね。
にしても、メイドとの喧嘩どーでも良すぎるけど、翻訳して書いてしまいましたw
もはや格闘技…w
*
この続きの183話はこちらから
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