LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
221話 昼と夜
「ルベティを見つけましただって?」
ローラがランドレ子爵に向かって走って行って目の前に立った。
「ルベティはどこにいたのですか?!健康なのですか?!怪我はないの?!」
このローラの反応に驚くランドレ子爵。
ランドレ子爵はルベティがいた場所と彼女の無事を報告した。どうも彼の部下が見つけたという報告だった。
ローラはその話を聞いてルベティの元へ行きたいから連れていって欲しいと懇願。彼女はルベティの母親が体が弱いことを知っていたし、社交界デビューして間もない彼女が領地を守っていく事はできないと思っていたのだ。
ジュベール伯爵夫人も彼女を助けたいと思ったが、伯爵夫人の身で行くことは彼女の自尊心が傷つくだろうと考えて手を挙げなかった。
ルベティを知らないマスタースとローズは何の話という顔をして顔を見合わせた。
*
ジュベール伯爵夫人とローラがルベティについて話をするのを背に、ナビエは廊下に出た。
すると後ろからマスタースが付いてきて、ルベティとはどんな人間かと聞いてくる。ナビエはそれに答えていると、急に緊張感を感じて立ち止まった。
するとマスタースが後ろから「大丈夫ですか?」と声をかけて来たので、大丈夫だと言って再び歩き出した。
ルベティが領地経営について学ばなくてはいけないのと同様に、ナビエもハインリの空席を埋めるための役割代行の勉強をしなくてはならないと思ったのだった。
*
どれくらい歩いただろうか。しばらく行くと、庭にソビエシュの姿が見えた。しかも、池に落ちそうなくらいぎりぎりの場所で立っている。
今にも落ちそうだ。
ナビエは驚いてランドレ子爵に彼を止める様に頼み、ナビエ自身も池の水を凍らせるように魔法を放った。
ナビエの放った魔法は小さな氷塊を作っただけであったが、ランドレ子爵が間に合って彼を静止した。
するとソビエシュは「何をするんだ!」と怒ったので、ナビエはそこへ「私が指示しました」と言って登場した。
*
「ナビエ」
ソビエシュはさっき怒っていたことはどうでもいいかのように笑いかけてきた。
その姿にイライラしたナビエは「礼をわきまえて下さい」と伝えてその場を離れた。
*
19歳の頃のソビエシュは今のソビエシュよりも生存欲が高いはず。なのに、なぜ彼が池に飛び込ぶなどと思ったのだろう。ナビエは自分の考えに後悔していた。
すると後ろから追いかけてきて呼びかけてくるソビエシュ。振り返りたくなくずっと歩き続けていると、ついには後ろにはランドレ子爵以外はいなくなった。
やっと安心してベンチに座ったのだった。
***
カルル侯爵とソビエシュは西大帝国の彼らの仮住まいに戻ってきた。
池でランドレ子爵がソビエシュを引き留めた際、彼はソビエシュの後ろに立っていたので、その表情が見えなかった。
カルル侯爵にはなぜソビエシュが池に飛び込もうとしていたのか分からなかった。ーーそういう風に見えただけか?とも思ったが、彼は思わず夜のソビエシュのことを思い出した。
日中に現れるソビエシュがもしかしたら夜の自分が19歳のソビエシュを消そうとしていると気づいたのかもしれない。
復讐に池に飛び込もうとしたのではないか。もしくは、別のショックを与えて本当の人格を消そうとしたのではないか‥。
大げさな考えかもしれないが、カルル侯爵は思い悩んでいた。
その様子を見たソビエシュがカルル侯爵に何か悩んでいるのかと聞くが、カルル侯爵は笑いながら何も無いと答えた。
*
昼の昔のソビエシュは夜の人格こそ役に立たない存在だと考えていた。彼が元々の現況でありながら、情報を共有しようとしない。彼は夜のソビエシュに不信感を抱いていた。
池を見ると、衝撃を与えれば夜の彼が消えるのではないかと思っていた。
ソビエシュはカルル侯爵を見つめる。彼は悲しげな表情で床を見つめていた。
カルル侯爵は夜のソビエシュを本物の自分だと思っている。記憶が完全だから。
彼は確かに信頼できる人間だが、今の自分より夜の自分を信頼するだろう。果たして、今の自分はカルル侯爵を信用することができるだろうか?
答えは「ノー」だった。
*****
ナビエは色々なことを待っていた。
今はルベティからの便りと、ソビエシュが東大帝国に変えることを待っている。そしてハインリの帰りを待って赤ちゃんが生まれることを待っていた。
最近数日間は人生の難所のれ族だった。
ふと手を伸ばしテーブルに置いた紙を拾う。それはカフメン大公の友人が描いた絵だった。まだナビエは解釈できていない絵だ。
あまりにも分からないので、本人に聞く…あるいは子供たちを呼んでその意味を聞いてみる…その方がいいのではないか?最近はそんなことまで考えていた。
敢えて絵で表現しなくてはならない理由はなんだろう。
*
ナビエは紙を持って部屋を出て散歩をしながら考えた。
歩いていると足で芝を踏むと地面に霜柱のようなものがあるように感じた。シャキシャキと聞こえる。
しかし見ると…冬が来て霜柱ができたのではなく、草がそのままの状態で凍っていた。つま先でその草をけるとパラっと音を立てて切れたのだった。
「危険です」
歩いていると突然ランドレ子爵に後ろから手を掴まれた。手を引かれるがままにランドレ子爵に抱えられて後ろに倒れる。
すると目の前には自分が貴族であることを知らないはずのカフメン大公の友人・ドルシが立っていた。
*
ランドレ子爵が剣を抜いて向けると、ドルシはランドレ子爵に指を伸ばす。そして彼のどこかを凍らせた。ランドレ子爵は倒れて眠った。
それを見て驚いて慌てていたナビエに向かって、何食わぬ顔でナビエに話しかける。
「私が送った絵を見ましたか?どうだった?できると思う?」
質問を投げかけてくる彼の様子を見ていると、どうやらナビエの正体はバレているようだった。
「できないと思いますか?どの辺が問題があったの?」
ナビエが答えないので彼は何度も尋ねて来た。
ナビエは周りを見渡したが助けてくれそうな人は誰もいなかった。そっと彼に絵を差し出した。
ナビエは何が描いてあるのか理解できないと伝えると、「こんな直感的なのに分からないのか?」と言い、侍女たちが壁だと推測していた場所を指さした。そこはダムなのだと言う。
そしてきらきらしている部分を指して、そこは宝石だと言った。
ドルシは絵の説明をしてくれただけだったが、彼の話を聞いているとの正体がふと浮かんだ。
*
ナビエはとりあえず部屋に戻って画家と建築家を呼んだ。
そして絵の中にあったようなダムを、頑丈で豪華に建設するようにと指示をしたのだった。
ドルシが誰であるかは全く関係ないが、彼が自分に役立つようにと色々話をしているのか、それとも敵対心でこのようなことをしているのか…それを知ることは重要なことだった。
***
数日後。
新しくできた設計図を応接室に額縁に入れて飾ったところ、なぜか重ねて入れたドルシの絵が消えた。侍女に聞いてもその行方は知らないそうだった。
ランドレ子爵にも聞こうと彼を見ると、彼は硬い表情のままだ。先日、ドルシに眠らされたことがとてもショックだった様子だ。
侍女たちは理由を知らないのでニアンと喧嘩したのかなどと囃し立てた。(実際は全然違う理由だけど)
*****
翌日。
外で雨が降っていた。執務室にいるナビエ。時間はまだ朝の7時だった。
こんな時間に空が真っ暗で雨が降るなんて珍しいことだった。
雷でたまに明るくなる部屋の中で、ナビエはろうそくに火を点けた。
机に向かったが、あまり集中できなかった。こんな時は胎動を聞こうと思いお腹をなでたが、特に動きもしなかった。
*
すると突然扉が空いて、ずぶ濡れの副官が慌てて入ってきた。
普段はまだ副官は出勤する時間ではないので、こんな時間なのに・・と驚くナビエ。
どうしたのかと聞くと…?
*
続く。
昼のソビエシュは夜のソビエシュのことを鬱陶しく思っているのですね。そりゃそうか…。
そしてカルル侯爵のことも…?
**
ドルシはナビエの正体を知っていたのか。
ナビエ、あんなに変装していたのに…知っていると思うと恥ずかしいですね。。笑
さて慌てて入ってきた副官、どうしたんでしょうか??
*
さてこの続きはこちらからどうぞ

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