まいにち少女漫画日和
LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ！
227話 弱点を探すために
多国籍騎士団第四騎士団長・エインジェルは当然ソビエシュは自分の提案を受け入れるであろうと思っていた。
しかしソビエシュは「拒否する」と断った。
これはエインジェルにとっては意外なことだった。本当かを尋ねたがソビエシュの意思は変わらなかった。
ソビエシュからすると‥‥この件は確実な証拠が無い。例えあったとしても多国籍騎士団に教えることはしないと考えていた。
東大帝国の力は魔法使いによって保たれている。多国籍騎士団がその証拠を知った場合、始めは西大帝国に問題の目を向けるから良いだろう。…しかしその後は？ソビエシュはきっとその目は西大帝国に向くだろうと考えていた。
ソビエシュからの返答を聞いて、エインジェルは「残念です」と告げ宮殿を後にした。
＊
宮殿の外で待機中だったエインジェルの副官はどうだったかと確認。エインジェルは「だめだった」と残念そうに答える。
エインジェルは港が奪われることは東大帝国にとって痛手だから、多国籍騎士団と手を組むだろうと考えていた。しかし彼は乗ってこなかった。
そして彼は次なる目的地をブルーボヘアンとした。そこで次なるミッションがあると言う―――。
＊＊＊
時同じくしてソビエシュはカルル侯爵を呼び、「ブルーボヘアンの王に会い、両国の親交のためにどのようなことが必要かよく考える様に」と伝えたのだった。
＊＊＊＊＊
その頃のハインリ。
彼は自分が戦争のために準備していた痕跡を隠すため、東大帝国の魔法石を隠した場所に向かっていた。ナビエも妊娠中なので心配だし、なるべく早く帰国したいと思っていた。
ハインリは勿論魔力減少の方法を誰にも知らせる気はなかった。戦争を避けるために必要であれば自分の子供たちには教えようと考えていたが、そのくらいだ。
＊
全速力で鳥の姿となったハインリは隠し場所の1つである神殿に向かっていた。
そして目的地について降りようとしたところで、不審者を見かける。
ハインリは何者かを確認するために目を凝らす。不審者は商人のような形をしているが、おそらく変装であろう。商人が神殿でこそこそと不審者のようにふるまうはずがない。
ハインリは急降下して瞬く間に人の姿に変わり、商人を後ろから捕らえた。
「誰だ」「ここで何をしていた」
ハインリの殺気に恐れおののいた不審者は正直に「連合軍の人間です…第四騎士団の団員です」と答えた。
ハインリは第四騎士団の団長がナビエを訪ねて来たことを思い出した。彼は個人騎士団を貸して欲しいと言ったそうだが何かを企んでいることには違いない。
ハインリはその不審者を始末して、魔法石を回収し、その場を去った。
もっと早く回収しなければならない―――そう思ったのだった。
＊＊＊＊＊
ナビエはランドレ子爵がルベティを連れて来ると聞いていたので、侍女たちと庭でパーティーをしてもてなす準備をしていた。
ほどなくして正門側に馬車が到着。そこから泣きながらルベティが飛び出してきた。
「皇后陛下あああ！」と叫びながらナビエに向かって走ってきた。
ナビエは「ルベティ」と呼び、彼女を抱きしめた。
泣きじゃくる彼女を連れて一旦宮殿の中に入ることにした。
＊＊＊
彼女は部屋の中に入ってもずっとうるうるしていた。
ナビエはローズに指示して、暖かいホットチョコレートドリンクを準備させる。それをルベティに与えると、少し落ちついた様子だ。
＊
ルベティは落ち着いては泣いて…を繰り返してようやく落ち着いた。
ナビエはルベティに「西大帝国で過ごしたいのであれば、こちらでずっと私といましょう」と伝える。
しかしルベティはこれを丁重に断った。「本当に感謝していますが、大丈夫です。私は皇后陛下にお会いしたくここに来ましたが、帰らなくてはなりません。母もいますし」と言う。
ナビエは予想外だと思った。侍女たちもルベティが以前と変わって大人になっていることに少し驚く。
ナビエは”彼女は家族二人を同時に失いは監禁されるという過酷な経験をしたが、素晴らしく成長をしているようだ”と思ったのだった。
＊＊＊＊＊
翌日。
ナビエは空を見つめながらハインリは帰ってきたのか、魔法石の回収はうまく行っているのか…と心配していると頭上に金色の鳥が見えた。
「クイーン！」と叫ぶと彼は人の姿に戻りナビエを抱きしめた。
まだ魔法石の回収は続いているが早くしたほうが良いと言うハインリ。
＊
二人が会話しているところへノック音が。するとルベティが来たと言う。
ハインリは慌てて去って、ナビエは一人で受け答えた。
彼女は昨日泣きはらしたことで落ち着いたようで、ナビエにお願いがあると言ってきた。
彼女は領地を治める方法を教えて欲しい、そして、甥（アレンの息子・アン）を探すことを手伝ってほしいと言う。
＊
続く。
エインジェル次はブルーボヘアンに行くんですか。
それを既にキャッチしているソビエシュも差し金を…。今度はどんな話をするのでしょうね。
＊
そしてハインリは魔法石を回収できましたが…自分のことを見た騎士をサッと始末。ハインリ容赦ないな…汗
原作にも始末って書いてあったけど、そういうことだよね～…こわ！
＊
そしてルベティは一回り成長した様子。アレンを見つけたいのか…。びっくり！
＊
この続きの228話はこちらから
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