LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
過去の翻訳はこちらからどうぞ!
230話 あの時の事を覚えていますか?
子供が二人以上いる場合は、仲の良い兄弟になるようにしてください
僧侶はナビエにこのような言葉を残した。
ほとんどの子供が多い過程では皆そういうので、特別な話ではない気がした。しかし僧侶はなぜか他の人に聞こえないように言ったのが気になったのだった。
***
ナビエが宮殿に戻った時、僧侶に会いに出ていったことを知ってた侍女たちが待ち構えていた。彼女たちは質問を矢継ぎ早に投げかける。
彼女たちは色々なことが気になっているようだったが、ナビエはどの話をしてよいのか‥答えに窮していた。
そこで隣にいたランドレ子爵が「”皇帝陛下が皇后陛下に出会ったことを西大帝国の人々は感謝しなくてはなりません”と言っていました」と告げたので、侍女たちは口々にそうだそうだと言って、納得したようだった。
ジュメンシア侯爵一家がを没落させたことでハインリの政治姿勢を懸念する話が広がっていたが、そのように僧侶が話をしたことが安心材料に感じたようだった。
ナビエはランドレ子爵について僧侶に言われたことは言えないまま話は終わったのだった。
***
ハインリが宮殿に帰ってきた。
ナビエは僧侶との話を彼に全て伝えることにした。子供が複数いた場合は仲良く育てること、ランドレ子爵に関すること、など。
ハインリはその話を真剣な表情で聞いていた。
*
今度はハインリの話。彼はまた魔法石を回収する先で第四騎士団の騎士を見たそうだ。彼らは魔法石の近くに来てそれを探そうとしていたと言う。
困ったハインリは別の事件を起こして彼らの気をそらせ、魔法石を回収したそうだ。ただし、こういった方法は何度も使えない。
*
ナビエはふとケトゥロン侯爵の幻影魔法が使えないかと思いついた。しかしケトゥロン侯爵はハインリが魔力減少を主導していることを知らないし、彼はこちら側についたとはいえ、まだ信用しきれない部分もあった。
ハインリが魔力減少に関連していると気づかない状態で、彼を助けてもらう方法はないかと考えた。しかし魔法石は数百もまだ散らばっていて、そんな回数をケトゥロン侯爵が”気づかずに”手を借りることは不可能にも思えた。
***
ナビエは悩みながらお湯に手を向けて魔法を放つ練習をしていた。
その時だった。ふと頭上から「変な名前の女」と声が聞こえる。
声の主はドルシだった。その近くにはカフメン大公もいる。
ナビエは魔法の練習をやめドルシの方に向かうと、彼は人払いを命じて来た。
不思議に思いながらもそれに応じる。
彼は「私が以前見た青い鳥はここで育てているのか?可愛かったので追いかけたのに突然消えてしまったから…」と聞いてきた。可愛いから育てたいそうだ。
ナビエは驚いて、カフメン大公に恋の薬は幻影も見せる効果があるのかと確認した。…勿論そんな効果は無かったが。しかし鳥が可愛いと言うのは、薬のせいで可愛く見えたのではないかとも思った。
*
そこへ偶然またマッケナが現れた。ドルシはまたマッケナを見て固まったが、今度は薬が効いていないので特別な影響はなかったようだ。
ナビエはほっとしながら「宮殿で育てている青い鳥1羽をあなたにプレゼントしますね」と伝えたのだった。
ふと、青い鳥に変身したマッケナがドルシに魔法石の回収を頼んだら進みが早いのでは…と思いついた。マッケナをじっと見つめるナビエ。
その視線に気づいたマッケナは「何やら企んでいるような視線を感じました」とナビエに告げる。
「いや、違います」と咄嗟に彼女は否定したのだった。
*****
母が寝るまで喋っていたエルギ公爵。寝て、5時間ぐらい過ぎてから起きた。
母のいる離れの外に出て、再び本館に戻った彼は自分の部屋に向かって歩いた。しかしドアの目の前に門番のように立つ父親に気づき、ため息をついた。
父はエルギ公爵に話があると言う。
「お前はまた問題を起こしているのか?お前の話を聞くたびに私は恥ずかしくて仕方がない。」「いつまでアレーシアを許さないつもりなのか。彼女は君を救うために命を懸けた人だ。いつまでも知らないふりをしてはいけない」と告げた。
エルギ公爵は父に返事をせず、部屋に入りドアを閉めたのだった。
*****
執務室に入ったハインリは、中にいたマッケナの様子が変なことに気づいて、どうしたのかと尋ねた。
マッケナは「自分がハンサムな鳥であっただけに…と気にしていました。自分のことを愛らしい鳥と、偉大な方がおっしゃったのです」と言うので、ハインリは”狂ったのか?”という目でマッケナを見た。
*
ハインリは椅子に座って手紙を書き始めた。ナビエに送るためだと言う。
また魔法石回収のために席を空けるから、昔の想い出が蘇るように手紙を綴るそうだ。
ハインリは書き上げた手紙を上着のポケットに入れて、ナビエを訪ねた。
*
ナビエに会うとすぐにハインリは抱擁した。そしてスッと、したためた手紙をポケットに忍ばせた。
突然の抱擁に驚くナビエ。魔法石回収のために席を空けることへの詫びか?と思いながら、ハインリとキスをするのだった。
*
ナビエはその後業務をこなし、午後5時に再び部屋に戻った。
ナビエは夜自分の家族と夕食を共にする予定にしていた。ナビエの父は明日東大帝国に一度帰国する予定だ。父が出産後にここに来るには、一度帰って仕事を済ます必要があった。
*
夕食前に服を着替えていた時、突然マスタースが近づいてきて、手紙を渡してきた。何でもこれを兄・コーシャル卿に渡すように…とのこと。彼女は耳まで真っ赤(!)だった。
ナビエは内容が気になって仕方なかった。
何度かマスタースは兄の事が好きなのではないかと疑った。やはりそうなのだろうか?しかし兄は今シャレット姫との婚約の話が控えている。三角関係になれば、誰かが傷つくことになるだろう…。
悩みながら食堂に向かって歩くと、入り口に兄が一人で立っていた。
両親がいるところで手紙を渡せば不思議に思われるかもしれないと思ったナビエは、その場でマスタースからと伝えて手紙を渡した。
兄はすぐに手紙を読むだろうと踏んで、ナビエは先に食堂に入ることにした。
…コーシャルはすぐに手紙を開けて読んだ。そこには…
覚えていますか?あなたが私のお尻を叩いた時から、私はあなたに夢中です――。
と書いてあった。思わず手紙を落としたのだった。
*
続く。
ドルシはまだ青い鳥のことが忘れられない様子ですねw
*
マスタースはコーシャルについにラブレターを書きました!
遅いよ~と思っている読者の私。シャレット姫もかなりコーシャルに興味ありな感じでしたが、この三角関係どうなるのか気になります…。
*
この続きの231話はこちらから
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