LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
端折ってまとめて書いているので、全体的に伏線漏れあり。ご了承ください。
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208話 私はそこに行こうとしている
なぜ未来の自分はハインリ皇帝を犯人と疑ったのか。そこについても記録があった。
魔法学校の学長がエベリーにネックレスを渡した後援者が西大帝国のものである。
このように記載があった。
記憶が後退したソビエシュには、エベリーが誰なのかも分からなかったが読み続けた。
魔力減少の減少を調査するにはネックレスが重要な意味を示していたが、しかしそのネックレスを鳥が盗んでいった。
そして、学長は「世間には知られていないが、ハインリ皇帝は優秀な魔法使いであったと言っていた」。
このように記載があった。
ソビエシュは理解ができず一旦調査記録を封筒にしまい引き出しに戻した。
何かにつけて未来の自分は西大帝国のことを疑っているようだった。ハインリが魔法使いということは確かに知らない驚きの話だったが、現在のソビエシュには理解ができず、未来の自分はどうしたんだ?と思わず笑ってしまった。
しかし、魔法使いの力は東大帝国の発展に大きく寄与してきた。彼らの力が弱まっているとしたら一大事である。これは何としても調査をけいぞくして 解決しなくてはならなかった。
*
ソビエシュはそれ以外の自分の記録も確認したが、直近の3年の記録しかなく、即位後の3年間の記録がなかった。その記録がどこにあるのか、現在のソビエシュには分からない。
とにかく、ナビエに一度会いたいと思っていた。
*
ところが突然彼は睡魔に襲われた。無理やり目を開けようとしたが、それすら難しくついには机に突っ伏しそうになった。何とか置き上がって椅子に座ったものの…座った途端、彼は眠ってしまった。

***
その頃、カルル侯爵は秘書に会いソビエシュの状態を伝えた。
ソビエシュの記憶が皇太子時代に戻ったということは、既に昨日彼を見た多くの人たちの知る所になっていたが、夜記憶が一時的に戻ったことはまだカルル侯爵と現場を見た騎士だけが知っていることだった。なのでその話を打ち明けた。
カルル侯爵は「記憶が戻ったのが一時的なことなのか、人格が戻るのか、まだ色々と分からない状態です。」と秘書たちに伝えた。
続けて、「そして陛下は明日の朝みんなに会いたいと言っていました。過去6年の出来事も知りたいので、各々伝えてほしいとのことです。」と言った。
カルル侯爵は秘書たちに質問があるかと聞いたが、誰も手を挙げない。秘書たちは聞きたいことが多すぎる状態だった。
ふとピルヌ伯爵が、人格が2つであり続けたらどうなるかと尋ねたが、それはカルル侯爵も分からなかった。朝の人格に夜の話をすることも考えたが、結論は出なかった。
まずはエベリーが戻ったら治癒魔法を使ってみることを考えていた。しかしそれも外傷ではないソビエシュに聞くのか不明だった。
***
相談を終えたカルル侯爵は、ソビエシュに会いに東宮を訪れた。しかしそこにはソビエシュの姿がなかった。
まだ執務室にいるのかと思って向かい、部屋をノックした。すると中から声が聞こえた。
カルル侯爵が入室して見たソビエシュの雰囲気は朝のソビエシュと違った。皇太子時代のソビエシュよりもはるかに深く沈んだ表情をしていた。カルル侯爵はすぐに、”今記憶が戻った状態のソビエシュだ”と悟った。
カルル侯爵にはソビエシュが記憶が戻ったのか、人格が本当に二つに割れたのか…よく分からなかった。カルル侯爵は一旦何も知らないふりをすることに決めた。
するとソビエシュがカルル侯爵に声をかける。
「カール、私は狂ったのか?私の世界が暗くなった。太陽が出ない。起きたらずっと夜だ。一日寝ていてもそうだ。この服は何だ?なぜこの場所にいるのか?」
そして、ソビエシュは話終わった後に机を指さした。そこには、記録を読み終えた皇太子時代のソビエシュが『未来の私は狂ったのか?』とメモ書きした文章があった。
カルル侯爵は慌てて自分の知っているソビエシュに関する状態を話をした。続けてナビエが目覚めたことも。
これを聞いたソビエシュは、一旦自分の状態を理解して安心した。
そして、今の状態の自分は何もやる気が起こらないので、皇太子時代のソビエシュが命じたことに一旦従うように指示した。続けて急いで処理すべき業務をこなし、仕事が片付くとすぐに寝落ちた。
現在のソビエシュが起きている時間は皇太子時代のソビエシュよりもはるかに短かった。これにはカルル侯爵も胸が痛んだ。
一旦彼を寝かせた状態にして、一緒の部屋で一夜を明かした。
*
翌朝、ソビエシュは起きるなり「カルル侯爵はなぜここにいるのか?」と告げた。しかも昨日の現在のソビエシュに戻った際の記憶は全く無いと言う。
そしてソビエシュは「一日悩んだが自分が西大帝国に直接行かなくてはならないのではないか」とカルル侯爵に告げたのだった。
*****
ハインリが数日間にわたってスキンシップを避けているのは明らかだった。
ナビエは離婚した時もそのようなことはなかったのに、悪夢に苦しむようになっていった。こんな時こそ彼にそばにいて欲しいのに、彼はそうしてくれなかった。
*
そんな時、ナビエはローラからラスタが自殺したと言うニュースを聞いた。ナビエもローラもどんなに嫌いな人間と言えど、死んだという話で微妙な感情になった。
しかしジュベール伯爵夫人は「よかったですね。東大帝国に行ってももう彼女に頭を下げて挨拶する必要がなくなりました」と言う。それは確かにそうだ。
そして侍女たちはソビエシュの皇后に関してまた気にかけた。一国の皇帝が独身でいると、四方から結婚の圧力がかかる。ソビエシュも子供を持ちたいと思っているだろうし、今後どうするつもりなのだろうか…などと、皆で3時間ほど話題にした。
その後ナビエは簡単な夕食を済ませて、早々に寝床に入った。
東大帝国にいる時は、悩み事や気になることがある時は、仕事に没頭することでそれを忘れてきた。仕事を処理していれば、できるだけ客観的に物事をとらえることができたからだ。しかし妊娠と怪我が重なった今、一日中仕事をすることも叶わず、気分転換することが難しかった。
しかもなぜかハインリも力になってくれず…。横になっても気分が改善しないナビエだった。
*
「クイーン?」浅く眠っているナビエにハインリは話しかけて来た。彼は横に寝て、手でナビエの大きく髪をかき上げた。
ナビエがうっすら目を開けるとそこにはハインリが見えた。久しぶりの彼に驚いた。
そして「私に触れたくないのではないですか」と思わず冷たい言葉をかけてしまう。そして否定をせず横にいるハインリを見て、思わず涙が流れた。
なぜ泣いているのかと聞くハインリ。思わず、「ただ仕事が忙しくて心が乱れてしまっただけです」と言ったが、途中でキスで口をふさがれて言葉が出なくなった。
その姿を見ていてハインリはナビエが風邪を引いたのではないかと心配する。
これはナビエが否定。
「でも落ち込んでいるように見えるので、やりたいことがあればなんでもしますよ」と言う。
ハインリは色々な遊びを提案したが、ナビエは仕事がしたいと言った。
これにはハインリも眉をひそめた。そして、「マッケナが同じことを言ったら喜ぶのに、クイーンにそれを言われると心が痛みます…なぜだかわからないですが」と言った。
*
翌日、ハインリとマッケナは2時間考え、ナビエに無理のない量の仕事を任せることにした。なので午後ナビエは会議に首席することができた。
ナビエには部屋でぼんやりしているよりもよほど良い時間だった。
*
会議が終わりに差し掛かった頃、新しい案件の話だと言い、宰相がナビエをちらっと見た。
その話は『ヨルン鉱山の村は毎年この時期に洪水に悩まされています。皇后陛下が強力な氷魔法が使えると聞いたので、助けてもらいたい』という内容だった。

ハインリは良い顔をしない。
しかしナビエは自分は魔法使いか…、と改めて自覚して驚いたのだった。
*
続く。
今回はソビエシュの二重人格の話。そしてナビエの悩み&ナビエの新たなお助け要望?の二本立てでした。
最後のナビエの話は本当にできるなら凄いですね。アナ雪みたいだねw
でもすごい体力使いそう。妊娠してケガもしているナビエにそれを任せて大丈夫なのでしょうか?
ハインリが拒否しそうだなあ~。
*
この続きの209話はこちらからどうぞ

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