偽りのフレイヤ(9)の感想と端折りのネタバレを記載します。
偽りのフレイヤはファンタジー要素も恋愛要素もうまいこと織り交ぜられています。主人公が不憫だけど魅力的という王道要素なので、ファンタジー好きな方には読んでいて退屈無し。
純粋に恋愛ものが好きな人には読み疲れするかもしれません。
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偽りのフレイヤ 9巻 あらすじ
シグルズの監督官に斬殺されたアシャ王。
アシャの母后・マリアムらを救い出す途中、フレイヤは、アーロンを殺した憎き仇・セーブルと再会する。逃れて来た東の地で、己の感情と向き合うフレイヤが出会ったのは…?
2022年8月刊
偽りのフレイヤ 9巻 ネタバレ

アシャの藍騎士が言った言葉を信じるマリアムは東へ向かいます。
侍女に変装したフレイヤは、寂れた渓谷まで来ると、歌舞音曲の楽士一族と出会います。
15年前シグルズに敗れたアシャは、国中の楽士達を残忍に殺された過去を持っていました。
アシャ王家の家臣であった楽士達の一部はマリアムに救われ隠れ谷に住んでいました。
この地を拠点にしてシグルズに挑むというマリアム。
侍女に変装しているため、同室となったフレイヤに少し休むように言い、タイラン公と話しをするため部屋を出ていきます。
一人になり、セーブルへの抑えきれない怒りに悩むフレイヤ。
間違いで愚かであっても湧き上がる感情を止める術は見つかりません。
その頃、アレクシスはユリウスに稽古をつけてもらい、アーロンの仇であるセーブルを殺すための特訓をしていました。
苦しむ時間が必要だと言うユリウスは、フレイヤを守りたい思いを見せたアレクシスに助言をしました。
渓谷ではフレイヤが侍女として振る舞う中、ふいに足場が抜け、遺跡の奥へと落ちてしまいます。
その奥にいたのはディーでした。
やはり運命の女だとフレイヤに言うディー。
口づけしようとしても、意に介さずあなたが羨ましいと言うフレイヤ。
ディーの揺るぎなさへの憧れを口にします。
ディーは清らかさと暗い憎悪を見せるフレイヤにますます魅力を感じると、目印にと宝石を渡します。
昏い感情を飼いならせというディーの言葉に視界が開けるフレイヤは、少しだけ前に進む力を手に入れるのでした。
****
テュールとしてではなくアシャの義勇兵として戦うことを決めたフレイヤ達。
シグルズの監督官グレープが攻めてくるのを谷で迎え撃つ準備を進めます。
不利な戦況の中、マリアムの人徳でアシャの民以外にも次々と人が集まってきます。
マリアムは、戦いを盛り上げるための楽士達の戦勝祈願の舞で皆の心を引きつけます。
フレイヤは窮地であってもこんな風に勇気を与えられる歌舞音曲に驚き、自分もそうあらねばと思います。しかし、マリアムはそんな大層なものでなくてもいいと呟き、犠牲は出さないつもりだけど、戦いだから言いたいことだけは言っておくようにとフレイヤに言いました。
ユリウスとアレクシスに今の正直な気持ちを伝えるフレイヤ。
ユリウスはアレクシスやフレイヤを利用していることを考えるも、二人はユリウスのことを心から信頼するのでした。
マリアムの行く先に姿を表す藍騎士。
カシムと呼ばれたその男は、かつては歌舞音曲の楽士として舞っていました。
永遠にあなたの騎士だと言うカシムはマリアムの身を重んじます。
舞って欲しいというマリアムに、舞にはなんの力もないと言うカシム。
戦いには参加しないことを告げ、マリアムの元を去りました。
カシムは、一人きりになると顔つきを変え、エドヴァルド王子を探すそぶりを見せます。
*****
王都を出立したグレープ率いるシグルズ軍は喉の乾きで疲弊していました。
水場に飛び込んだ軍の兵達はミカルの弓とヨルン達山の民によって、撃破されます。
その戦況を読んだのはマリアムでした。
マリアムは戦女神と呼ばれ、かつてのシグルズとの戦いでも戦況を押し返すほどに活躍をしたほどでした。
アシャの兵士が次々とマリアム側につき体制が崩れ始めます。
マリアムが15年前の犠牲を思い返しているとフレイヤが手を取り、元気付けようとします。
岩城から火があがっているとの連絡を受けると、フレイヤはマリアムを抱きしめて、
出会えた運命に感謝すると伝えて勝利を願うのでした。
ユリウスと共に岩城を偵察に行くフレイヤ。
じっと見られると緊張するというフレイヤを後ろから抱える形になり、攻城について語り始めるユリウス。主君として出なく、フレイヤとして見失いたくないことを自覚します。
子供が崖下にいるのを見つけるとユリウスは崖を降ります。
その時、後ろから藍騎士カシムが現れ、フレイヤをさらって行きます。
*
続く。
偽りのフレイヤ 9巻 感想
藍騎士カシムは敵?味方?マリアムの騎士だけど恨んでる…‥?
色んな考えが頭をよぎりました!
フレイヤとユリウスのシーンがなんだかドキドキしましたね~!!フレイヤの天然の可愛さがよかったです。
*
マリアムの聖母のような雰囲気と戦女神と呼ばれるさまは、表裏一体なのかなという気がしました。戦況を読むマリアムがとてもかっこよかったです。
*
ディーがフレイヤに言った、昏い感情は飼い慣らせば己の骨となるという言葉がなんだか胸に刺さりました…!!清らかなだけでは折れてしまう。
理想を追い求めることと、自分のダークな感情を留めておく術を身につけることで、大成するという意味なのかなと思いました…。
お互いの素性を知らないフレイヤとディーですが、今後どんな展開になっていくのか楽しみです!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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