こんばんは、わたしです。
ちょっとご無沙汰になってしまいました。2月にサボり気味だった読書記録です。
彼女は存在しない (幻冬舎文庫)/幻冬舎
¥720
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感想
最近、プラチナデータといい、
彼女は存在しない、といい、
多重人格系ばかりよんでいる。
(やんでないですケド。)
好んでそうしたわけではなくて。
今回は新宿区図書館で借りましたんです。ええ、そうなの。凄いタイミングだなあ、と。
だってさ、プラチナデータ読み終わって疲弊してた(というか物語にいらいらしていたところだったから。笑)
半年前から予約してたもんねぇ。やっときたか、私の番。って感じでよっこら取りに行きまし
た。
タイトルからもちろん「誰が存在しないのだろう?」と思いながら読み進めました。
出てくる登場人物を脳に刻みながら、ん?存在しないのはこの人?それともこの人?と疑いながら読む小説。
途中物語の付箋として、殺人事件がいくつか起こるんだけど、構えてないところで結構グロい表現がくるのが私にはきつかった。(殺人小説だと思って構えていると大丈夫なんだろうケド。)
ちょっとネタバレしちゃうと、私、人を食べるとかそういうの駄目なんだよね。
読んだ人は分かると思うけど、その部分が嫌だった。
命題が分かりやすいから、読み終わるまでは凄く早かったなぁ。
誰かが存在しない(誰かと同一人物)だという思ったとおりの結末だったのだけど、予想外の二人が同一人物でした。
うーん…すすすっと終わったし。読みやすかったし。よかったけども。
最後のどに引っかかる感じ
私鈍いから、また気づかなかったのかなーとも思ったけど、ちょっと違う。
物語の問題も進め方の強引さがあると思う。。二重人格ってそんな簡単に切り替わるものなのか??
加えて誰にも感情移入できなかったのがかなりマイナスポイント。
だから最後の台詞はすーっとおちなかった。ってか死の間際(かな?)になってそんなフラッシュバックするのもちょっと。笑
個人評価
★★★☆☆
良かった点をあげると、やっぱりこういう作品って小説だから面白い。
私たちの中で人物像を作るから、誰が誰と同一人物だとか空想できて、予想できる。
ならではの楽しさを味わわせて頂きました。