LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』の原作、韓国小説の翻訳ネタバレを記載。
なるべく忠実に書いているのですが、英語で翻訳読みしているので、間違いや全体的に伏線漏れあり。
126話 黄色い羽と青い羽
ざわめきが大きくなりラスタは仕方なく赤ちゃんに手を伸ばした。
アレンは慎重に赤ちゃんを手渡し、ラスタはぎこちなく受け取った。
ラスタは自分にそっくりの赤ちゃんに恐怖を覚えた。
そしてアレンから切られた髪が見える。髪の色でさえラスタそっくりで、誰がどう見ても自分の子供だった。
隣にいるソビエシュから赤ちゃんの顔を隠すように、ギュッと抱きしめる。
ソビエシュが横から赤ちゃんの顔を覗き込んできたが、不思議に思わないか心配になった。
「きれいな赤ちゃんですね」と言い、耐えきれずアレンに突き返す。
アレンは丁寧に受け取る。ラスタの額には汗がにじんでいた。
彼女はソビエシュの顔を見ることは出来なかった。
しかしそれは余計な心配だった。ソビエシュはその子供がラスタの赤ちゃんだと分かっていたのだ。
むしろラスタの固い表情は、彼との子供を見て懐かしく想っての表情だと勘違いし、残念に思った。
ラスタは善良な心だけの持ち主ではないと近頃思っていたが、少なくとも子供への愛情だけは真実に見えた。
副官からの合図でアレン達はラスタの前から去った。
***
アレンは赤ん坊に話しかける。
「あなたのお母さんは悲しんでいるように見えた。お前がいなくて悲しいんだよ…」と。
赤ちゃんは泣くことなくアレンに抱きついた。
アレンはふと悲しくなった。彼女の隣に座っているのはなぜ自分ではないのだろうと思ったのだった。
*****
謁見の場、次に現れたのは、例の平民記者のジョアンソンだった。
ラスタはすぐに彼が誰か思い出した。彼はラスタを”平民の光・希望”と謳う記事を書いた記者であった。
自分を支持する人間だから、余計なことは無いだろうと安心し、思わず笑顔になった。
しかし彼はラスタの考えと反することを言う。
「自分の妹が皇宮で仕事をしているが、一カ月前から消息が分からない。安否が気になっているが人事担当者はすでに退職済みだと言っている」と言う。
ソビエシュは落ち着いた顔で彼の話に耳を傾ける。
ソビエシュが「皇宮のどこで働いていたのか?」と聞くと、「妹は皇后側近のメイド、デリスです。」と答えた。
その返事にラスタの顔から血の気が引く。
ソビエシュはラスタをすぐ見たが、目が合わなかった。彼はすぐに誰の事だかわかっていた。
デリスは、ラスタが舌を切って刑務所に閉じ込めたメイドだと。
ラスタは全く残念なことだ…と呟く。
「何か知っているのか?」とジョアンソンが聞くと「彼女は仕事が多いから辞めた。その後は知らない」と答えたのだった。
ソビエシュは「徹底的に調べる」と彼に言った。その言葉にジョアンソンは安堵して謁見の場を後にした。
*****
ラスタは謁見が終わってすぐ、本当のことを言うつもりなのか?とソビエシュに迫った。
ソビエシュはこういう事態を想定していなかったのか?と冷たく聞き返す。
ラスタは、「まずデリスが自分を裏切ったのだから仕方ない、そのために皇室侮辱罪があるのだろう」と言う。
ソビエシュは、それを使うことはできるが、避難を避けることはできない。と返事をした。
そしてこの件をどのように処理するのかを言わず、その場を立ち去った。
*****
ラスタはエルギ公爵に会いに行った。そしてデリスを処罰した後、ジョアンソンが謁見に来た件を伝え相談する。
エルギは、「牢獄にいると言えばよい。皇室侮辱罪であるなら、陛下が解決してくれるだろう」と言って話を終わらせようとした。
しかしラスタは首を振る。
「陛下はそのメイドに少し気持ちがあったし、そのメイドも陛下を崇拝していたのです。だからラスタを助けてはくれないと思う」と言った。
それに対してエルギ公爵は「とはいっても、ラスタの皇后の仕事の失敗は皇室の仕事の失敗になる。それに赤ちゃんもいるし、結局は陛下は助けてくれますよ」と言って、ラスタを安心させた。
そしてそっとラスタを抱きしめる。ラスタは少し驚いたがすぐにエルギの胸に飛び込んだのだった。
*****
一方のナビエ。まだ執務室がないので、帳簿を全て自室に持ってきて積み上げていた。
雇用者の給料などを纏めてみるなら、帳簿を比較するのが良いだろうと考えていた。
そこへマッケナが別の書類を持って現れる。
西王国が帝国になってから関連する仕事があるが、それを誰よりもよく知るナビエに頼みたいと言う。
マッケナは自分の仕事を減らすことができて嬉しそうだった。
ナビエは結局、3つの仕事を同時にこなす必要があった。
加えて両親も今は西大帝国にいるので、毎日1回以上は食事を共にした。
時間がとても足らない状況になっていた。
それを見たローズとマスタースは、「ラスタがナビエのように仕事ができなければ、ソビエシュは大変だろうね」と言った。
そこにハインリの秘書が訪ねて来た。
用事を聞くと、ソビエシュがナビエに見せたいものがあるから呼んで言う。
ついて行くと、ハインリが執務室を用意してくれていた。
執務室の隣にはハインリの執務室があり、設備もナビエはとても気に入った。
そして彼は副官の候補も出してくれていた。
***
ナビエとハインリは座ってクリスタについて話をする。
ハインリは披露宴の時のクリスタの様子をナビエに伝えた。
またコンプシャー宮殿に彼女を送りたいが、悩んでいると言った。
一連の話を聞いたナビエは、クリスタがハインリの事を好きなのだと勘付く。
そして、少し気持ちが落ち込んだのだった。
127話 ルベティの壮大な計画
ナビエはクリスタにコンプシャーに行ってもらいたい…という衝動に駆られた。
きっとハインリはナビエのお願いを聞いてくれるだろう。しかし言うことを憚った。
短期的には良いかもしれないが、長期的には良いことではない。
コンプシャーは主とと負けず劣らずの大都市で社交の場。
クリスタを慕う貴族も多いので、彼女を慰めにやってくるだろう。
さらにハインリは先王の遺言(クリスタの面倒を見て欲しいと言う内容)を無視したことになり、周囲は厳しい視線を向けるだろう。
つまり、クリスタには彼女の意思でコンプシャーに行ってもらう必要があった。
ナビエが考えているとハインリから大丈夫か?と声をかけられた。
この話で披露宴の後、たくさんの貴族から自分に手紙が来た理由も分かった。
それでもナビエの心は落ち着かないのだった。
*****
自分の部屋に置いていた書類や帳簿を執務室に移動した後、ちょうど食事の時間になった。
侍女たちと食事をしていたら、予想外の話をローズがした。
「噂だが、陛下とクリスタが内密の恋愛関係にあると聞いた。披露宴の日、上気した顔のハインリ。その額の汗をクリスタが拭っていたと見た人がいる」と言う。
ナビエは平静を装ってそれは陛下に確認済みで誤解である、と言う。
さらに「これが災い転じて福となすかもしれません」と続けた。
実際はナビエの心はチクチク痛んでいたが、”災い転じて福となす”と思う気持ちは本心だった。
マスタースはその言葉に当惑。ナビエは説明する。
「貴族は皆、クリスタの境遇を同情し自分に目を向けなかったが、この話で自分に好感を持って手紙をくれた人もいた」
ローズは「同情と尊敬は違います」と暗い顔で答える。
しかしナビエは、「少なくとも色眼鏡で見られなくて済むチャンスを得た」と答えた。
更に、「うまく自分の味方にできるかは、自分の力にかかっている」と続けたのだった。
*****
アレンは帰って父にラスタに会った事を報告した。
どうだったかと聞かれ、好きなようでした、と答えた。
赤ちゃんを抱いたラスタが目を赤くしていたことを、アレンは喜んでいるのだと捉えていたのだった。
当時妊娠したと分かった時は一日中赤ちゃんの話をし、生まれてすぐ亡くなったと聞いた時は半狂乱になっていた。アレンは当然今も溺愛しているだろうと思ったのだった。
ロテシュ子爵はそれを聞いて「第二の側室も入ってくるそうだし、ラスタも身の丈に合った振る舞いになるだろう」と言う。
”第二の側室”と聞き、アレンとルベティは同時に驚く。二人はその話を知らなかったのだ。
ロテシュ子爵は、ソビエシュが元魔法使いを連れてきて、南宮に置いたからもっぱら第二の側室になると噂だよ、と二人に教えた。
アレンもルベティは信じられないという気持ちだった。
アレンは”どうしてラスタが横にいながら…”と思っていた。
ルベティもナビエを慕う気持ちからソビエシュに対する怒りに震えていた。
そして、自分が三番目の側室になって、ソビエシュとラスタに復讐してやろうと思っていた。
この話には、ロテシュ子爵もアレンも疑問の表情。そもそもソビエシュに相手にされないのではないかと思っていたのだった。
*****
ハインリが朝食を準備することが日課となっていた。
ナビエが朝食の良い香りがして目覚めると、寝床にいるナビエに顔を出し、額にキスをする。そして布団に入り込もうとしてくるので、それを阻止する。これも日課になっていた。
食事をとりながら、「ハインリはなぜ体力があるのですか?」と質問をするナビエ。
すると良い先生がいるからだと言う。
(良い先生=ナビエのこと)
するとすぐクイーンに変身するハインリ。
近頃ハインリは、ナビエが怒りそうになるとクイーンに変身する…ということをしていた。
そうするとナビエが怒らないからだった。
悪い鳥だこと!と言ってナビエは怒る。
クイーンのお尻を叩こうとしたが、逆にすぐハインリは人間の姿に戻る。
「裸だがどこを触るの?」と言ってナビエをからかう始末だ。
クイーンの時は羽があるから大丈夫だと答えると、人間の時も触っているじゃないですか、と言うハインリ。
更に怒られそうな気配を察知したハインリはクイーンにまた変身するのだった。
*****
やかましい朝食タイムが終わった後、風呂に入ってドレスを着ようとした。
しかしハインリのせいで体中に跡があり(キスマークね)薄いドレスを着ることが難しくなっていた。
ハインリが執務室に来たので、その話をしてお願いをすると、「秋までは見えないところにするようにします」と言うのだった。
(おいおい)
そしてハインリはナビエを閣議へ出席しないかと誘う。
歴代の王妃は参加した人もしていない人もいて、因みにクリスタは出席していなかったそうだ。
ナビエはハインリの誘いを受け、閣議に出席することにした。
*****
役人たちはナビエの出席に驚いた様子だった。
突然、出席者の一人、ケラトン侯爵(クリスタの従兄)がナビエに質問を投げかける。
「サンシチェオンによる攻撃の可能性が高い場所は1か所だけだが、その周りには5つの要所がある。
合わせて6つの要所から、緊急時に備えて兵を送って欲しいと言われているが、そうすると戦力が分散してしまう。
東大帝国はサンシチェオンと長年戦っているので、その分野に長けているであろう皇后陛下の意見を聞かせていただけないか?」
ラスタって、話している内容が全部嘘なのに、こんなに必死になれるの本当にすごいですね。
自分が言っている話が本当は嘘なのに、自分が本当の事だと言うあまり、自己暗示にかかってしまう…というパターンがあると思うのですが、まさにそれ…?
しかしソビエシュはクソ野郎だけど、腐っても皇帝ですね。権力の代償をちゃんとわかっている。あらかじめそれをラスタに教えておかなかったことはミスだったね(笑)
さて、最後よくわからん人が出てきて難題をナビエに吹っ掛けてますが、どうなるんでしょうか。
纏め下手でごめんなさい。
*
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